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成城~用賀で素晴らしいアート作品を歩いて巡る 昼さんぽコース

#世田谷区#現代建物探訪#博物館・美術館
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コース概要

成城学園前駅からスタートし、砧公園を経由して用賀駅まで歩きつつ、世田谷美術館・その分館やパブリックアートなどのアート作品を味わいます。ゆったりとした成城の街並み、自然あふれる大蔵・砧公園の雰囲気も素敵です。是非歩いてみてください。

【所要時間:約2.5時間】
【お勧めの曜日:月曜・火曜以外】
【お勧めの時期:いつでも!(企画の入れ替えによる閉館時期にご注意ください)】

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SCHEDULE

コース詳細

10:05 | B:清川泰次記念ギャラリーで日常使いもできるアートを楽しむ

清川泰次は1919(大正8)年生まれ。高校在学中から油彩画の制作を始め、1949(昭和24)年この場所にアトリエ兼住居を新築。1961(昭和36)年、アトリエを、現在のコンクリート造りの建物に建て替え。2000(平成12)年の死去までに、渡米を繰り返しながら個展をいくつも開催し、受賞多数。本格的な絵画はもちろん、食器やアクセサリーなど、日常使いできるアイテムのデザインも手掛けた。
没後のアトリエ兼住居は世田谷区に寄贈され、「世田谷美術館分館」として2003年に当ギャラリーを開館。制作アトリエとして使用していた部屋を清川氏の作品の展示室として公開。居室であった場所は区民ギャラリーとなり、世田谷区民の作品発表の場として広く貸し出している。

訪問時は、手作りの染め物・織物の作品展が開催されており、その素晴らしさに感動しました♪

手前が居宅部分、現在は区民ギャラリー。奥がアトリエでした。
清川氏デザインの小物が売られています。身近に使えるアートって、嬉しいですよね。
区民ギャラリーもなかなかの力作ぞろい。素敵です。
住所東京都世田谷区成城2-22-17 Googleマップ
TEL03-3416-1202
営業時間午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
定休日毎週月曜(ただし祝・休日と重なった場合は開館、翌平日休館)
観覧料大人200円

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10:30 | C:東宝スタジオでゴジラ・巨大な七人の侍に遭遇!!

ご存じ「ゴジラ」を撮影した撮影所、通称「東宝撮影所」「砧撮影所」。1932(昭和7)年の映画スタジオ竣工以来、各スタジオの解体・建て替えを経て現在に至る。2007年、メインゲートとオフィスセンターの完成時、ゲートの左壁面に巨大な「七人の侍」の壁画を描き、そのすぐ脇にゴジラのブロンズ像を設置。2014年には、No.5ステージの西壁面にゴジラの巨大壁画も完成。

スタジオの内部は残念ながら一般人は立ち入り禁止ですが、これらの壁画・ゴジラ像の迫力は、外観だけでも一見の価値があります。

スタジオ入口はこちら、の看板もカメラ。
「七人の侍」前面に立つ菊千代=三船敏郎。12.4メートル!
ゴジラ。全高2メートル。尻尾が後ろの壁を壊しちゃってます。
ゴジラの大きさは、高さ約11メートル、幅約11メートル。『ゴジラVSスペースゴジラ』(1994年)がモデル。
住所東京都世田谷区成城一丁目4番1号 Googleマップ
TEL03-3749-2121

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11:00 | D:大蔵運動公園 オリンピックが残したパブリックアートを見学

「運動公園」の名にふさわしく、陸上競技場、野球場、体育館、屋内・屋外プール、ゴルフ練習場、テニスコートなど、たくさんの運動施設をもつ広大な公園。
運動といえばオリンピック、ということで、この公園には東京2020オリンピック関連の名所がある。ご近所の馬事公苑で行われた障害馬術競技で実際に使われた障害物が設置されている。日本らしいデザインに注目が集まったそのハードルを見学しよう。

TVで見るだけではわからないその高さにびっくり!騎手の方は怖くないんですかね~。

こけしの障害。こけしの頭付近にバーが設置されていました。
オリンピック使用時はこんなかんじ、の看板。
書道の障害。なかなか面白いデザインです。
竿燈まつりの障害まで。
住所東京都世田谷区大蔵4丁目6番1号 Googleマップ
TEL03-3417-9575

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11:20 | E:建築事務所が開設 結工房 田嶋宏行記念美術館

結工房は、東京に本社をもつ建築事務所の分室として、砧公園そばに2005年開設された建築デザイン事務所。事務所社長と版画家・田嶋宏行氏が知り合いであったことから、事務所の一部を美術館として同年開館。以来、事務所が所蔵する田嶋氏の版画作品を展示している。
美術館に入る前に、隣接する建築事務所にピンポン。優しいスタッフの方に美術館の説明を受ける。その後「こちらにもどうぞ」と事務所にも通される。事務所内にも田嶋氏の作品が数点置かれており、お茶を頂きながら、落ち着いた雰囲気の中でアート鑑賞を楽しめる。

個人的には、民家を改修して造られた事務所そのものも「建築アート」として見て欲しいです。

緑に囲まれた建築デザイン事務所
美術館入口は、建物の奥にあります。
手前の事務所内にも清川氏の作品が。この民家のリフォームの様子が納められた資料もありました。
住所東京都世田谷区大倉1-13-14 Googleマップ
TEL03-5494-6520(結工房)
営業時間10時~18時
定休日毎週月曜・火曜、夏季
入館料1,000円(「ウクライナと世界平和を祈る」企画展開催中。料金の一部は支援金としてウクライナ大使館に寄付)

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11:45 | F:世田谷美術館で素朴なアートと建築に癒される

1986年に開館した、砧公園内にある美術館。コレクションが少々変わっており、素朴芸術やアウトサイダー・アートと呼ばれた作品が多い(アンリ・ルソーに代表される「素朴派」の作品)。暮らしに近く親しみを持たれるアート収集を目指しており、開館当初の企画は「芸術と素朴」展を開催するほど。
また、その建築についても特徴がある。内井昭蔵による設計。コンセプトは「生活空間としての美術館」「オープンシステムとしての美術館」「公園美術館としての美術館」。公園の自然ともマッチするよう、公園の木より低い高さで作られた建物。アールデコを思わせる幾何学模様デザインは、心を静かにさせてくれる。

自然と建築物そのものを味わうべく、2020年には展示作品なしの企画展「作品のない展示室」が開催されました。

砧公園の木の方がずっと高い。
公園内から美術館内部をチラリ見することも出来ます。公園・自然との一体感を目指した美術館ならでは。
幾何学模様のデザインがそこかしこに
アンリ・ルソーの絵がソーダ味の金太郎飴に!ユーモラスなデザインに思わず購入。美味しかったです。
住所東京都世田谷区砧公園1−2 Googleマップ
TEL03-3415-6011
営業時間午前10時-午後6時(展覧会入場は閉館30分前まで)
定休日月曜日(祝休日の時はその翌平日)、年末年始(12月29日〜1月3日)
入館料一般:200円

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12:15 | G:用賀プロムナードで百人一首を一つずつ鑑賞

1986年竣工、世田谷美術館・砧公園と、用賀駅を結ぶ遊歩道。愛称「いらか道」。瓦による舗装や、実際に夏場は水が流れる水路が整備されており、歩く人たちを和ませている。
面白いのは舗装に施されたデザイン。水の流れの他、百人一首が順番に彫られている。「この歌、好きなのよねえ」などと会話しながら道を歩く人も。学生時代に覚えたなあ、などと昔を思い出しながら辿っていくと、あっという間に用賀駅へ到着できるという仕組み。

用賀駅に向けて、100番から順番に並んでいます。みなさんはどの歌がお好きですか?

環八側の入口では、いかつい鬼瓦がお出迎え
用賀駅へ向かってアート散歩です。
休憩スペースでも、鬼瓦が見守ってくれています。
あ、紫式部!この歌知ってる!と、昔のおぼろげな記憶を呼び起こしつつ、歩きます。
ところどころ現れる狸の看板もカワイイです。
住所東京都世田谷区上用賀5丁目5~用賀4丁目10 Googleマップ
TEL03-6432-7153(世田谷区役所 都市整備政策部 都市デザイン課)

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お散歩案内人プロフィール
街歩きを愛する夫婦

東京下町生まれの夫と、東京在住20年を超える妻。デート代節約のため散歩デートを繰り返すうちに、いつの間に街歩きマニアに。東京23区の散歩コース紹介サイト「明日どこいく?」運営。実際に歩いて作成した散歩コースは100以上。特に好きなジャンルは、御朱印・商店街・建築・庭園・食べ歩き。東京シティガイド検定ゴールドバッジ保有。

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