コース概要
井の頭線、駒場東大前駅からスタートし、東大駒場キャンパスから、日本民芸館、前田侯爵邸を散歩します。コース上には1920年~30年代のレトロ建物がなんと7カ所も。100年近い建物の歴史を感じながら是非歩いてみてください。
【所要時間:約2時間(日本民藝館の内部見学時間を除く)】
【お勧めの曜日:水・木・金・土】
【お勧めの時期:東大の授業開催時期】
- 13:15A:駒場東大前駅 東口から出発
(移動:徒歩1分)
- 13:16
(移動:徒歩1分)
- 13:20
(移動:徒歩10分)
- 13:30
(移動:徒歩7分)
- 13:45
(移動:徒歩1分)
- 14:15
(移動:徒歩8分)
- 14:40
(移動:徒歩1分)
- 14:45
(移動:徒歩10分)
- 15:00I:池ノ上駅へ到着
今日も一日お疲れ様でした。
コース詳細
13:16 | B:1933年建造 東大教養学部1号館
国の登録有形文化財。設計は内田祥三および清水幸重。正門から東大の駒場キャンパスに入ると正面にある。昔の超エリート校、旧制第一高等学校の本館として建てられた。左右対称の造り、縦長の窓、時計周辺の4本の尖塔など、同じ内田作品である安田講堂と類似した意匠となっている(設計時期は安田講堂が先)。一方で異なる点もあり、安田講堂は入口のアーチが1つの典型的な犬小屋スタイルなのに対し、1号館は5個のアーチから構成されている。
4月に訪問したため新入生勧誘の立て看板で埋め尽くされていました。
住所 | 目黒区駒場3丁目8−1 1号館 Googleマップ |
13:20 | C:1938年建造 東大教養学部900番教室
教養学部1号館と同じ、内田祥三、清水幸重師弟コンビの作品。1号館に突き当たって左に曲がるとある。入口の形状を良く見ると内田作品らしさが出ているものの、白を基調とした外観は他作品と比べて異質。用途は講堂兼教室。内部は改装されて綺麗に保たてれおり現役バリバリ。
内部の丸みを帯びた天井が格好いいのですが、訪問日は学生さんが使っていて撮影できず。残念。
住所 | 目黒区駒場3丁目8−1 講堂 Googleマップ |
13:30 | D:1935~36年建造 日本民藝館
東大の駒場キャンパスを西側から出て、少し歩いたところにある美術館。本館と西館で構成され、両者とも東京都の指定有形文化財。本館は1936年に民藝運動の主唱者である柳宗悦が中心となり設計されたもので、当時の旧館に後年作られた新館が繋げられ一体化している。道の向かい側にある西館は、柳宗悦の自宅だった建物で、1935年に完成。栃木県から移築された大きな門が特徴的。
民藝運動って何?という方は、コチラが詳しいです。
時間に余裕のある方は是非、内部見学してください。時代を先取りしたモダンな和風建物です。
住所 | 目黒区駒場4丁目3−33 Googleマップ |
TEL | 03-3467-4527 |
営業時間 | 10時~17時 |
定休日 | 月曜日・展示入れ替え時 |
入館料 | 一般1200円 |
13:45 | E:1929年建造 前田侯爵邸 洋館
あの「加賀百万石」の前田家が昭和4年に建てた洋風の住居、高橋貞太郎設計。重要文化財。暖炉やシャンデリアなどは概ね当時のまま残存しており、華族の豪華な暮らしぶりが伺える建物。元々は本郷に住んでいた前田家が、東大の拡張に伴い昭和初期には「田舎」だった駒場へ移住したことで、この地に似つかわしくない(!?)、お洒落な建物が誕生した。内部は無料で一般公開されており、豪華な内装、テレビ・映画でも用いられるという大階段は必見。
のだめカンタービレや、華麗なる一族が撮られた場所です
住所 | 目黒区駒場4丁目3−55 旧前田侯爵邸洋館 Googleマップ |
TEL | 03-3466-5150 |
営業時間 | 9時~16時 |
定休日 | 月曜日・火曜日 |
14:15 | F:1930年建造 前田侯爵邸 和館
あの「加賀百万石」の前田家が昭和5年に建てた和風の住居。佐々木岩次郎設計、重要文化財。住居といっても、外国からの客をもてなす迎賓目的が強かった。洋館と同じく和館も内部が無料で一般公開されており、自由に見学することができる。お勧めポイント1つ目は入口付近、外部から見るとオレンジ色の灯りがすりガラス越しに暖かく見える点。2つ目は和館内から見る日本式の庭。どちらも非日常の風景が広がる。
住所 | 目黒区駒場4丁目3−55 Googleマップ |
TEL | 03-3460-6725 |
営業時間 | 9時~16時 |
定休日 | 月曜日・火曜日 |
14:40 | G:1929年建造 東大先端科学技術研究センター13号館
東大の駒場第2キャンパス「先端科学技術研究センター」のシンボル。国の登録有形文化財。正面入口を入るとすぐに真正面に建っている。内田祥三、清水幸重師弟コンビの作品。旧東京帝国大学の航空研究所本館として建てられた。四角く控え目な意匠ながら、入口の柱は迫力十分。
大きな建物の中央部に建つ細い時計塔がチャームポイントです。
住所 | 目黒区駒場4丁目6−1 13号館 Googleマップ |
14:45 | H:1928年建造 東大先端科学技術研究センター1号館
内田祥三、清水幸重師弟コンビの作品。元々は東大航空研究所風洞部研究室として作られた、風洞実験のガチな施設。航空機、鉄道、自動車などの開発で長年貢献し、現役で用いられている。13号館とは異なり、学術施設とは思えないお洒落で凝った正面外観が特徴。
側面へ回ると意外と大きいことにびっくりします
住所 | 目黒区駒場4丁目6−1 1号館 Googleマップ |
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