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品川の下町で活気あふれる商店街と地蔵を巡る 中延・戸越銀座昼さんぽコース

#品川区#商店街めぐり#食べ歩き
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コース概要

東京一の長さを誇る戸越銀座商店街をはじめとする、活気あふれる品川区の商店街4つを、お地蔵さんに挨拶しながら満喫するコース。品川区というと、高層ビル立ち並ぶ大都会のイメージを持たれがちですが、実は旗の台、中延、戸越エリアは商店街好きにとっては聖地。コロッケ、おでん、ビール。食べ歩きも楽しめます。是非歩いてみてください。

【所要時間:約3時間(昼呑み30分を含む)】
【お勧めの曜日:月、木、金、土】

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SCHEDULE

コース詳細

13:05 | お地蔵様① 旗ヶ岡子育て地蔵尊で交通安全祈願

1927(昭和2)年から1945(昭和20)年まで使われた、池上電機鉄道「旗ヶ岡駅」の近くに佇むお地蔵様。当時はまだ電車が珍しく事故が起こったため、安全を祈願して造立されたそう。住宅街の中にあるため少し分かりにくいが、周辺まで行くと赤い旗が多数立っており道案内してくれる。

品川区の保存樹である大イチョウの奥には、こじんまりとした可愛らしいお地蔵様が。不織布マスクのコスプレもまた良い。紫の奉納幕、桜色の着物が新しく、現役で近所の方々に愛され、整備されている様子が伺える。

赤い旗とイチョウの木が目印
小振りなお地蔵様と対面
ピンクの着物が可愛い。ごく最近新調されたのかな?コロナ対策もばっちり。
住所東京都品川区旗の台2丁目5−9 Googleマップ

13:15 | 旗の台駅前より旗の台四丁目商店街

旗の台駅前南側、三間通りを荏原町方面へ伸びている商店街。大変失礼ながら、特別な景観がある訳ではないし、アーケードや終日歩行者天国のような、分かりやすいウリがある訳でもない。商店街のwebサイトも見当たらない!

だが、通り沿い両面に路面店が途絶えることなく続き、買い物客も相当多い。どこまで歩いても店、店、店。おそらくは商店街の組織は弱いが、各店舗が地元に密着し、切磋琢磨して営業しているものと推察。この後巡る、中延、戸越銀座の「派手な有名商店街」とは毛色が違う「普通だけど賑わっている商店街」を楽しんで欲しい。

派手さもお洒落さも無いが、通り沿いには路面店がずっと立ち並ぶ。
小林青果さん。間口が広く、思わず入ってしまいました。お野菜がお買い得。
小森酒店。日本酒の品ぞろえが豊富。
住所東京都品川区旗の台4丁目 Googleマップ

13:25 |荏原町商店街へ 商店街の数珠つなぎやー

荏原町駅周辺を拠点とする商店街。旗の台四丁目商店街を進んだ先にあり、組織としても異なるのだが、街灯以外の変化はない。よって利用者にとっては商店街を跨いだことを意識することなく、いつの間にか旗の台駅から歩いていたら、荏原町駅に着いてしまった、という体験をすることになる。

三間通りだけでなく、交差する本通り、縁日通りにも多数のお店があるので、時間に余裕がある場合には見てみるのもよい。

よーく注意して歩いていると、街灯に「えばらまち商店街」の表記が。
緑道があり、住宅地からもアクセスしやすい
ビルをくりぬいたトンネルの先には荏原町駅の改札が見える
住所東京都品川区中延5丁目 Googleマップ

13:35 |お地蔵様② 荏原町の子育て地蔵尊に会いに行く

荏原町駅から中延駅へ進む道の途中にあるお地蔵様。「野村肥後守 源綱定」と刻まれているが由来は不明。石灯籠、木の骨組み、銅の屋根と小さいお堂ながらも貫禄充分。お地蔵様は装飾少な目がならも光背付きで表情は穏やか。

小さいお堂ながらも貫禄充分
立派な石灯籠の奥にお地蔵様がいる
お地蔵様の右側に「野村肥後守 源綱定」と彫られている
住所東京都品川区旗の台3丁目5−9 Googleマップ

13:40 |本日唯一のアーケード 中延商店街で食べ歩き

中延駅から荏原中延駅を結ぶ330mにも及ぶアーケード商店街。なかのぶスキップロード、とも呼ばれる。シャッター店舗は一つもなく、古いお店に交じって新しいお店もどんどん開店。活気にあふれる。

中延側の入口すぐ「肉の伊吾田」では揚げ物が店頭販売されており、王道を選ぶならコロッケかメンチカツを選びたい。酒のつまみが欲しいなら、あじのなめろうフライも良い。

伊吾田の隣、立ち飲み「晩杯屋」も店頭でお惣菜を売りつつ昼から営業しており、食べ歩きするも良し、中で飲むも良し。以前の訪問時には酒の誘惑に負け、ここが散歩の最終地点になったが、本日はまだ戸越銀座があるため心を鬼にして我慢。

中延駅側の入口。荏原中延駅まで続く。
商店街を入ってすぐ、肉の伊吾田。お肉は国産の良いものを取り揃えている。
人の絶えない伊吾田さんの揚げ物売り場。なんとヒレカツ60円(税込)ですぞ!
平日昼にもかかわらず人通りが多い
住所東京都品川区東中延2丁目 Googleマップ
備考肉の伊吾田 定休日
水曜日、第1・第3日曜日

14:15 | お地蔵様③鉄骨造のお堂が独特 戸越地蔵尊に会いに行く

品川区の指定文化財に「旧中原街道供養塔群」として指定されている。どうやら、歴史的に価値が高いのは、6つある養塔群の方ということらしい。もっとも古い塔は寛文6(1666)年に造立。お地蔵様(造立年代不明)は人の背の高さほどで大柄。お堂内部には、ご近所の亡くなった方々の名前木札が並んでおり、地域と密着している様子が伺える。

個人的に気に入ったのが鉄骨むきだしのお堂。下手に鉄筋コンクリートで作るよりも力強さを感じられた。屋根には、中央に立つイチョウの大木を避けるための穴があり、石と鉄と木が1つの空間にあるのが面白い。

鉄筋のお堂。お堂の中と左隣りに文化財指定された供養塔が見える。
大柄なお地蔵様
右端に鬼平犯科帳で知られる池波正太郎、の文字が。ご近所に住まわれていた縁らしい。
住所東京都品川区荏原2丁目9−18 Googleマップ

14:25 | 全長1.3km 都内最長!戸越銀座商店街を端から端まで歩く

全長1.3km。言わずと知れた、東京を代表する巨大商店街。全国にある「●●銀座」の元祖。戸越銀座駅を中心に東西に延びており、食事処から生鮮食品まで、あらゆる種類のお店が約400軒立ち並ぶ。商店街が形成され始めたのは約100年前。当時は工業地帯として発展していたこの一帯に、戸越銀座駅が開業されたこともあり、商店が集まりだしたのがきっかけ。

1990年代、バブル崩壊後には人通りが減り苦戦していた時期もあったが、商店街の地道な活性化事業が功を奏し、2000年以降は特に復活が著しい。近年ではテレビの街ぶら番組でも多く取り上げられ、商店街自体が観光名所になっている。

コロッケ!おでん!唐揚げ!小籠包!と食べ歩き向けのお店も多く、食いしん坊にはたまらない街。

商店街、西側入口。歩きやすい細さの道がこの先続く。
食べ歩き&お食事するならここ。小籠包「龍輝」と、そば処「敷島屋」。
きれいなお姉さんが、外でワインを飲んでいる店「ミート&デリ355」
緑の看板「巨人のシチューハウス」が商店街、東端の目印。オーナーの身長は2m!
住所東京都品川区平塚~品川区戸越 Googleマップ

15:15 | 後藤蒲鉾店で昼呑み ビールとおでん最高~

戸越銀座商店街のやや東寄り。創業50年を越える老舗練り物屋さん。合成保存料、化学調味料を使わない、素材の良さと手作りにこだわったおでん種を提供。と聞くと敷居が高そうに思えるが、写真の通り「これでもか」と情報量過多気味でアピールしており、その気が無くとも思わず入ってしまいたくなるお店。

おでん具材のテイクアウトだけでなく、昼呑み用のスペースが隣にあり、一杯やることができる。おでん3品とジョッキビールで550円(税別)。吞兵衛には至極の空間。おでんは薄味で具材の旨味がたっぷり。あまりの美味しさに、おでんを追加し、ビールも追加。幸せすぎる。

もう一つの名物が「おでんコロッケ」、100円(税別)。大根などのおでん具材を刻んだ芯のまわりをじゃがいもで包み、衣をつけて揚げたもの。分かりやすく言うと、ものすごく出汁の効いたコロッケ。買い歩き、お土産に是非。

この見た目は反則級。そりゃ入りますって。
おでんは80円から。持ち帰りもできます。通販もやってます。
通りを見ながら昼から一杯。卵が美味い。
お土産のおでんコロッケ。中の大根がジューシー。
住所東京都品川区戸越2丁目6−8 Googleマップ
営業時間10時~21時
定休日火曜日
TEL03-3781-5686
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お散歩案内人プロフィール
街歩きを愛する夫婦

東京下町生まれの夫と、東京在住20年を超える妻。デート代節約のため散歩デートを繰り返すうちに、いつの間に街歩きマニアに。東京23区の散歩コース紹介サイト「明日どこいく?」運営。実際に歩いて作成した散歩コースは100以上。特に好きなジャンルは、御朱印・商店街・建築・庭園・食べ歩き。東京シティガイド検定ゴールドバッジ保有。

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