コース概要
永福町から明大前へ、おそらく江戸時代より前からこの地域を知っているであろう名所を訪ねるゆるゆる散歩。「和泉」の地名の元となった神社や古く平安時代まで歴史を遡る寺院、玉川上水の跡や歴史的建造物を訪ねて歩きます。沖縄そばのランチ付き♪是非歩いてみてください。
【所要時間:約3時間】
【お勧めの曜日:木曜以外】
【お勧めの時期:いつでも!】
- 10:25A:永福町駅から出発
(移動:徒歩10分)
- 10:35
(移動:徒歩5分)
- 10:50
(移動:徒歩1分)
- 11:05
(移動:徒歩16分)
- 11:45
(移動:徒歩14分)
- 12:00
(移動:徒歩15分)
- 13:00
(移動:徒歩8分)
- 13:15
(移動:徒歩10分)
- 13:30I:明大前駅へ到着
今日も一日お疲れ様でした。
コース詳細
10:35 | B:地名「和泉」の元となった池がある和泉貴船神社
文永年間(1264~1275)創建ともされる、歴史ある神社。このあと訪問する和泉熊野神社の境外末社。雨水をつかさどる神様と竜神とされる高龗神がご祭神、京都の貴船神社から勧請したものだそう。境内の池「御手洗の小池」は以前は湧き水が豊富に湧いており、どんな日照りにも涸れることがなかったことから、地元「和泉」の地名の由来ともなった。が、近くの神田川の改修工事などに伴い、昭和40年頃から水が涸れてしまったのだそう。
水が湧き出ていた池の雰囲気はいまでも健在です。
住所 | 東京都杉並区和泉3-22-22 Googleマップ |
10:50 | C:和泉の鎮守様 和泉熊野神社
歴史は古く、1267年に和歌山の熊野神社の分霊を祀り創建された。戦国時代には北条家、江戸時代には徳川家にも愛された由緒正しき神社。3代将軍家光は、鷹狩の際にこの神社で休息し、その際に社殿の横に手植えしたとされるクロマツがいまでも立派に神社を見守っている。現在の社殿は江戸時代の1863年に造営、明治4(1871)年に修復したもの。重厚な迫力があり見ごたえたっぷり。
個人的には、3つのそれぞれ性格の違う鳥居が好きです。
住所 | 東京都杉並区和泉3-21-29 Googleマップ |
TEL | 03-3328-6830 |
営業時間 | 9時半~16時(社務所対応時間) |
11:05 | D:平安時代開創とも言われる龍光寺
平安時代末期に開創されたとされる、非常に古い歴史を誇る寺院。ご本尊の薬師如来立像も平安時代に造立されたものであり、その歴史の古さは東京・杉並区内としても非常に珍しい。見どころの一つ目は梵鐘。区内最大の大きさを誇り、戦時中に金属供出したが、戦後に再鋳したもの。その余韻は非常に長く響くのだそう。その他にも、新四國八十八ヶ所和泉霊場、大師灯篭などの見どころもある。
大師灯篭の大きさには驚かされました。こんな大きな灯篭、見たことがありません。
住所 | 東京都杉並区和泉3-8-39 Googleマップ |
TEL | 03-3321-2696 |
11:45 | E:明大橋跡から玉川上水の暗渠を歩く
明大橋跡は、明治大学和泉キャンパスの正門付近にある橋跡。ここは、江戸時代、多摩川の水を江戸まで引き入れるプロジェクトで掘られた玉川上水が通っていた場所。今は、多くの場所で暗渠化しているが、一部開渠となっているエリアもある。
明大橋跡を通り、玉川上水公園を東へ進んでいく。と、突如として右側に現れる巨大土管は、実は現在の玉川上水の水路。上下に2本見える巨大土管を辿りながら更に進み、左をふと見ると、今度は土管の更に下から京王井の頭線の線路がにょきっと登場。この一帯は、井の頭線・玉川上水・甲州街道・首都高が空中で行き交う重要な場所なのだと認識させられる。
玉川上水公園をそのまま東へ、水車やクジラのモニュメントが和む公園の中をずんずん進むと、赤レンガ造りがレトロな久左衛門橋に到着。
江戸時代の水の流れを想像しながら歩くのもワクワクしますよね。
住所 | 東京都杉並区永福1丁目1 Googleマップ |
12:00 | F:沖縄タウンの沖縄酒場SABANIで「沖縄すば」を実食
「沖縄タウン」とは、「杉並の小さな沖縄」を街おこしテーマとして再生を果たした和泉明店街のこと。沖縄出身の著名人が多く在住し沖縄料理店の数も多かったことから採用されたそう。商店街の中は、右も左も沖縄料理や物産のお店。東京にいながら、ふらりと沖縄に来てしまったような雰囲気で、とても楽しい。今日のランチは、そんな商店街の中の小さなアーケード「めんそーれ大都市場」の中にある「沖縄酒場SABANI」へ。カラフルな店内は、東京では聞いたことがない食材?料理?の名前が壁一面に貼られており、一気に沖縄の世界へ引き込まれる。なおごんず(妻)は名物「沖縄すば」、夫は「三枚肉と特大ソーキ全のせすば(+麺大盛り)」を注文。出汁はカツオの風味がガツン!でも体に染み渡るお味で非常に癒される。三枚肉もソーキもホロホロで美味。ついでに注文してしまったパッションフルーツ・ピーチパインの生絞りサワーと頂くと、沖縄気分に浸れること間違いなし!
そばー、沖縄そばはまだかー
あなた、龍光寺を出てから、ずーっとそれしか呟いていないわよ。
住所 | <沖縄酒場SABANI>東京都杉並区和泉1−3−15 沖縄タウンめんそーれ大都市場 Googleマップ |
TEL | 03-3322-0382 |
営業時間 | 日~水:11時30分~14時30分, 17時00分~22時00分 金:11時30分~14時30分, 17時00分~23時00分 土:11時30分~14時30分, 16時00分~23時00分 |
定休日 | 木曜 |
13:00 | G:玉川上水の開渠を訪ねてゆずり橋を散策
沖縄タウンを出て甲州街道を跨ぐ歩道橋を渡ると、急にぽっかりと緑あふれる空間が。ここは暗渠となった玉川上水の蓋が取られている貴重な一帯となっている。周辺住民の願いがあり、1986年に水を流すようになったそう。緑道には、地域住民に「ゆずり橋」と名付けられたレンガ造りの素敵な橋がかかっている。
甲州街道の騒がしさから離れ、ほっと一息つける空間ですね。
住所 | 東京都世田谷区大原2丁目21ー18〜22 Googleマップ |
13:15 | H:歴史的建造物 東京都水道局和田堀給水所を名残惜しく外観見学
代田橋駅前の商店街をあとにし、京王線沿いを歩いていると、巨大コロシアムのような建造物が目に飛び込んでくる。和田堀給水所は、大正13(1924)年に完成した、東京都(当時は東京市)水道局の給水所。東村山や三郷周辺からの送水を、世田谷区・渋谷区・目黒区・港区に配水する役目を持っている。どっしりとした雰囲気の建物はその1号配水池なのだが、現在、老朽化により建て替え工事中とのこと。
この素晴らしい歴史的建造物が見られるのもあとわずか。う~ん、惜しい!
住所 | 東京都世田谷区大原2丁目30−433 Googleマップ |
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