コース概要
中央区の下町ゾーンを歩くコース。築地からスタートし勝鬨橋を渡り月島へ。もんじゃをたらふく頂いた後にメインディッシュ、佃島訪問。ぶらりと散歩しながら佃煮を買います。歌川広重も描いた下町の神社、風情あふれる街並み、建物が沢山あります。是非歩いてみてください。
【所要時間:約3時間】
【お勧めの曜日:いつでも】
- 11:00A:築地駅から出発
(移動:徒歩10分)
- 11:15
(移動:徒歩10分)
- 11:30
(移動:徒歩0分)
- 12:30
(移動:徒歩10分)
- 12:45
(移動:徒歩X分)
- 12:50
(移動:徒歩0分)
- 13:10
(移動:徒歩0分)
- 13:20
(移動:徒歩10分)
- 13:30
(移動:徒歩15分)
- 13:45J:月島駅へ到着
今日も一日お疲れ様でした。
コース詳細
11:15 | B:重要文化財 勝鬨橋を渡る
隅田川に架かる橋で、本来は中央から2つに分かれ持ち上がる「跳ね橋」。ただし現在では開くことはない。竣工は1940(昭和15)年。当時は大型船の往来が多かった事、予算が限られていた事、日本の技術力を誇示する事、などにより跳ね橋とすることが決定された。2007年に重要文化財に指定。
文化庁 国指定文化財等データベース より引用 勝鬨橋は,海運と陸運の共栄を意図した特殊な構造形式で,国内唯一のシカゴ型二葉式跳開橋として,貴重である。また,国内最大の可動支間を有する大規模かつ技術的完成度の高い構造物であり,近代可動橋の一つの技術的到達点を示している。
橋を渡っていたら中央付近に現在では使われていない、歩行者用信号がありました。
跳ね橋を揚げる時の事故防止用ですね。必見です。
住所 | 中央区築地6丁目 ~勝どき1丁目 Googleマップ |
11:30 | C:目移り必至 もんじゃストリートでもんじゃを食らう
月島の目抜き通り、もんじゃストリート。どこまで歩いても、もんじゃもんじゃ。50店舗以上が軒を連ねる。通りが「もんじゃ」で発展をし始めたのは平成の始めごろ。そこから10年程度で当初4件だったのが数十件にまで増えたのだとか。いまや東京を代表する庶民食として、メディアに取り上げられるお店も多数。またもんじゃの焼き方が分からない人でも、掲示があったり店員さんがフォローしてくれたりしれくれるお店が多いため、安心して入ってみて欲しい。
訪問が日曜日の昼だったため、通りには人がいっぱい。外国からの方もいっぱい。おそらくはCOVID-19以前よりは少ないのだろうが、結構な客足が戻ってきていた印象。
なおごんず(妻)による、もんじゃ作り方講座
1.熱い鉄板の上に具材だけを放り込みまーす。
2.両手でコテを持ち、キャベツなど具材を細かく切り刻みまーす。
3.火が通ったら輪っか状の”土手”を作りまーす。
4.土手の中に液を半分入れまーす。
5.液がどろっとしてきたら、残りの液を様子を見ながら入れまーす。
6.最後に全部を混ぜたらできあがり。召し上がれー。
住所 | 中央区月島1丁目3−丁目 Googleマップ |
12:30 | D:現存する都内最古の交番 西仲通地域安全センターを見学
もんじゃストリートの中にある異質な建物。1926(大正15)年竣工の交番(正式には西仲通地域安全センター)。WEBでは日本最古の交番とされる例も見受けられるが、公式の情報では「警視庁最古の現役交番」とあるため、東京最古、が正しいと考えられる。
鉄筋コンクリート造の建物は今でもメンテナンスされており、中に入ることもできる。また、入口にある古い赤十字の看板には”救急箱配置所”とあり、昔は救急の機能も持っていた様子。
当初の計画では散歩コースに入れてなかったのよね。
そうそう。現地でなんじゃこれー、って見つけて後で調べたら大物だった。
建物を見る目はあるのよね。どやー。
はいはい、すごいすごい。
冗談はさておき、面白い建物なので皆様も是非。
住所 | 〒104-0052 東京都中央区月島3丁目4−3 Googleマップ |
12:45 | E:佃煮 天安本店で極上佃煮を購入
佃煮は佃島の名産。天安本店は複数ある佃煮屋さんの中でも代表格。創業はなんと1837(天保8)年。ずっと佃島の地で佃煮を作り続けてきた超老舗。
佃島、佃煮の歴史は本能寺の変までさかのぼる。徳川家康は事変発生時に大阪堺に滞在していたが、明智光秀の手から逃れるために、摂津国(大阪)の佃村へ。家康へ船を手配したのが佃村の漁民たち。家康は佃村への感謝を忘れず、江戸時代になり東京湾の干潟を埋め立て、小さな島を作った際に、佃村の漁民を呼び寄せ漁業権を与えた。つまりは、大阪佃村の漁民が移住した島なので「佃島」。彼らが保存食として作っていたのが「佃煮」。
天安本店さんに近づくとまず重厚感のある店舗建物が目立つ。もう一つ目に付くのが店頭の巨大な布看板、おそらくは日よけ目的。お店に入ると奥には大きな神棚、手前には佃の熟おねーさま達が数人、白衣と頭巾を着て佃煮の箱詰め作業中。店内の雰囲気も素晴らしい。
実際に食べてみて特に美味しかったのは、定番の昆布、他にはえび、江戸風味(おかか)。ごはんが止まらない。本当に一度は訪れて欲しい名店。
住所 | 中央区佃1丁目3−14 Googleマップ |
TEL | 03-3531-3457 |
営業時間 | 9時~18時 |
定休日 | 12月31日~1月1日 |
12:50 | F:佃島の風情あふれる街並みを散歩
佃島には高層マンション、ビルは無く、低層住宅が中心の街並み。佃煮屋さん、箸屋さん、古民家、銭湯、神社、細い路地、釣りを楽しむ人々、と風情を味わいたい人にはたまらない空間。是非地元の方に聞き込みをしながらぶらりと散歩をしてみよう。
住所 | 中央区佃1丁目~3丁目 Googleマップ |
13:10 | G:名所江戸百景の一つ 住吉神社へ参拝
1590(天正18)年、大阪佃村の神主、平岡権大夫好次が佃村の住吉社の分神霊と共に江戸へ移住。その後、神功皇后、徳川家康公が祭神に加わり、住吉神社の歴史は始まった。祭りの様子は江戸後半には人気浮世絵絵師、歌川広重によって名所江戸百景として描かれている。
現代では佃島だけでなく、月島、勝どき、豊海、晴海と東京湾を埋め立てた地域を氏子としており、海に関する守護神として信仰されている。赤い第一の鳥居、石造りの第二の鳥居をくぐると住吉作りの本殿が出迎える。一直線の参道~境内が美しく、心が洗われる神社。
広重の「佃しま住吉乃祭」、初刷で状態が良いの欲しいなぁ。
100万円位かしら。
あ゛?何か言った?
あんたは国貞で我慢してなさい。
住所 | 中央区佃1丁目1−14 Googleマップ |
TEL | 03-3531-3500 |
営業時間 | 社務所 8:00~16:30 |
定休日 | なし |
13:20 | H:明治時代のレンガ倉庫 住吉神社旧神輿庫を見学
住吉神社境内内、本殿に向かって左奥にある旧神輿庫、現在は一般的な祭具の格納庫として使用されている。1910(明治43)年竣工。神社内にレンガ造りのモダンな倉庫を持つことは、当時から珍しかったかもしれない、と説明書きがある。
神社さんはそれほどアピールして無いですが、凄いものです。
良いものを見られました。
住所 | 中央区佃1丁目1−14 Googleマップ |
13:30 | I:いつでも会える路地裏の秘仏? 佃天台地蔵尊へ参拝
佃煮、天安本店の熟おねーさんお勧めスポットがここ。「佃なんて何もないよ~」と言いながらしっかりと紹介いただきました。メディアでの取材も多いお地蔵様。佃一丁目、佃小橋の先を右に曲がると地蔵様への入口が出現。細い路地を歩くと小さなお堂がある。
お堂の入口には銀杏の巨木があり自然と共生。奥には石板に刻まれたお地蔵様がいる。中央区役所いわく、過去に文化財指定を辞退した、という歴史もあるそう。
誰も知らない秘密の場所、を期待してたんだけど、1分に1組位、人が来ていてびっくり。
住所 | 中央区佃1丁目9−6 Googleマップ |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
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