コース概要
白山駅を出発して、東大付属の小石川植物園から東大本郷キャンパスをめぐるコース。植物園および本郷キャンパスの素晴らしいレトロ建築を見学することができます。写真映え間違いなし、明治~昭和初期の建築好きの方は是非、白山・本郷を歩いてみてください。
【所要時間:約4.5時間】
【お勧めの曜日:火、金】学食でランチを食べなければ土・日も可
- 10:40白山駅から出発
(移動:徒歩5分)
- 10:45
(移動:徒歩15分)
- 11:05
(移動:徒歩5分)
- 11:15
(移動:徒歩5分)
- 11:20
(移動:徒歩20分)
- 12:00
(移動:徒歩30分)
- 12:45
(移動:徒歩5分)
- 12:50
(移動:徒歩15分)
- 13:05
(移動:徒歩5分)
- 14:00
(移動:徒歩5分)
- 14:20
(移動:徒歩5分)
- 15:00本郷三丁目駅へ到着
今日も一日お疲れ様でした。
コース詳細
10:45 | 東京十社のひとつ 白山神社へお参り
地下鉄白山駅を出てすぐ、住宅街の中の細い参道の先に、重厚な黒い鳥居が見える。1655年よりこの場所にあり、地名の由来ともなったこの神社は、徳川綱吉と生母桂昌院の厚い信仰を受けた。東京十社のひとつ。
小さいながらも落ち着いた雰囲気の社殿。毎年6月には「文京あじさいまつり」が開催される。今回は真夏の取材だったが、次は是非6月に訪問してみたい。
住所 | 東京都文京区白山5-31-26 Googleマップ |
TEL | 03-3811-6568 |
営業時間 | 10時〜16時 |
定休日 | 火曜(社務所) |
11:05 | 日本で最古の植物園 小石川植物園を散策
正式名称は「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」。植物学の研究・教育を目的とする東京大学の教育実習施設。前身は、1684年に徳川幕府が設けた「小石川御薬園」。1877(明治10)年、東京帝国大学が設立された直後に附属植物園となった。園内には近代植物学の発展に寄与した多くの植物が植えられ管理されており、研究に関する建築物も多く残されている。
植物学が全くの素人の妻にとっては、文京の広大な土地に、大きな森が存在している、という感じ。暑い日に取材したが、木陰を歩くと本当に涼しく、気持ちのいい散策路であった。学生時代は植物学畑であった夫にとっては垂涎ものの場所。一度来たかったんだ!と目を輝かせていた。
住所 | 東京都文京区白山3丁目7番1号 Googleマップ |
TEL | 03-3814-0138 |
営業時間 | 9時~16時30分(但し入園は16時まで) |
定休日 | 月曜(月曜が祝日の場合はその翌日) |
入園料 | 500円 |
11:15 | 小石川植物園のレトロ建築(1)本館
正門から坂を上っていくと、見えてくる近代的な建物がこちら。1939年(昭和14年)建設。設計は内田祥三。東京帝国大学工学部建築学科の教授であり、元東京帝国大学総長。東大に関する多くの建物を設計している。現在でも東京大学大学院理学系研究科に属する研究室があり、植物分類学・系統学・生理学の研究が行われている。
てっぺんに透けているデザインの大時計を配置したり、左右にウイングを伸ばし、先は半円形のデザインとするなど、モダンな印象の建物。研究施設のため関係者以外立ち入り禁止だが、いつか、中央のガラス張りの階段の丸く湾曲している部分を内部から覗いてみたい。
住所 | 東京都文京区白山3丁目7番1号 Googleマップ |
11:20 | 小石川植物園のレトロ建築(2)柴田記念館
本館の先にある、こじんまりとした可愛らしい建物。1919(大正8)年建設、小石川植物園に現存する最も古い建物。東京帝国大学教授・柴田桂太が研究業績を評価され、授与された賞金をもとに設立された植物生理学研究室。
現在はミュージアムショップの役割となっており、研究内容のDVDを流したり、貴重な植物の標本を展示するなど、訪問者に植物学に親しんでもらおうという意図が見える。草木の写生をもとにしたグリーティングカードが素敵。
住所 | 東京都文京区白山3丁目7番1号 Googleマップ |
TEL | 03-3814-0138 |
営業時間 | 10時30分~16時 |
定休日 | 月曜(月曜が祝日の場合はその翌日)・水曜・木曜 |
12:00 | 小石川植物園のレトロ建築(3)旧東京医学校本館
1876(明治9)年建設。東大の学校教育用建物としては現存する最古のもの。現在は「東京大学総合研究博物館 小石川分館」として、東大の歴史的な校舎建築の模型を展示するなど、一般公開されている(取材時点では、耐震性能の確認のため休館中)。1970(昭和45)年、国の重要文化財に指定。
壁の赤と白、黒い屋根、目の前の日本庭園の池・周りの木や芝生の緑のコントラストが実に目に鮮やか。晴れ渡った青空も相まって、実に素敵な風景。多くの人が写生に訪れていたがそれも納得。
住所 | 東京都文京区白山3丁目7番1号 Googleマップ |
12:45 | 東大付近のレトロ建築 郁文堂
赤門前にある重厚な石造りの建物。1923(大正12)年、日本昼夜銀行本郷支店として建設されたもの。関東大震災でも損傷せず、東京大空襲の際も東京帝国大学付近にあったため被害軽微であったそう。現在は、語学関連、特にドイツ語の図書に特化した出版社が利用している。
住所 | 東京都文京区本郷5丁目30−21 Googleマップ |
TEL | 03-3814-5571 |
営業時間 | 9時~17時 |
定休日 | 土曜・日曜 |
12:50 | 東大のシンボル 赤門を見学
正式名称は「旧加賀屋敷御守殿門」。1827年、旧加賀藩主前田家上屋敷の御守殿門として建設。1970(昭和45)年、国の重要文化財に指定。
耐震性能の確認のため、2021年からしばらく閉鎖中。私たちのような一般人はともかく、受験生・現役在学生のいずれも、残念ながらこの門をくぐることはできない。今は20m先の門が開いているからそちらからどうぞ、と守衛さんに勧められたが、やっぱり一度はくぐってみたかった。数年後に期待。
住所 | 東京都文京区本郷7丁目3 Googleマップ |
13:05 | 東大のレトロ建築(1)第二食堂でランチ 久々の学生気分
そろそろお腹も空いてきたので、東大の学食でランチを頂くことに。第二食堂は、1934(昭和9)年完成で、設計は、小石川植物園本館と同じく内田祥三。本郷キャンパスの中心に向かってアーチ状に湾曲しているデザインが特徴的。
中は、大学生協書籍部・学食が入っており、現在も学生生活に欠かすことのできない現役の建物。価格はちゃんと「学食価格」なのが大変嬉しい。カレー&チキン竜田丼、おいしゅうございました。
住所 | 東京都文京区本郷7丁目3−1 Googleマップ |
TEL | 03-3811-4889 |
営業時間 | 11:30~13:30(学食ランチ) |
定休日 | 土曜、日曜、祝日 |
14:00 | 東大のレトロ建築(2)安田講堂
正式名称は「東京大学大講堂」。言わずと知れた東大のシンボル。1925(大正14)年完成。設計は内田祥三。彼が設計した東大内の数多くの建物の特徴は「内田ゴシック」と呼ばれている。赤茶色のタイル、円柱がまっすぐ空に伸びるデザイン、入口のアーチなど、独特な雰囲気。1996年、国の登録有形文化財に登録。
住所 | 東京都文京区本郷7丁目3 Googleマップ |
14:20 | 東大のレトロ建築(3)コミュニケーションセンター他
第二食堂・安田講堂以外にも、東京大学本郷キャンパス構内にはレトロ建築が多数存在している。是非、自身で東大本郷キャンパスに訪れて、その素晴らしさを確認してほしい。
医学部1号館・法文学部2号館・病院管理研究棟の設計は、内田祥三によるもの。入口のアーチが安田講堂とよく似ている。
住所 | 東京都文京区本郷7丁目3 Googleマップ |
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