【Click!】街歩きガイド はじめました【Click!】

池上本門寺の門前町として今も昔も大賑わい 池上昼さんぽコース

#御朱印#商店街めぐり#大田区#庭園・公園#レトロ建物探訪#カフェ・お茶
なおごんずをフォローする

コース概要

日蓮宗の大本山として有名な池上本門寺を訪ねます。重要文化財である五重塔や人気プロレスラーだった力道山の墓所があることで知られていますが、本門寺周辺を歩いてみると、賑わいのある門前の商店街など、池上の街の良さがじわりと分かってきます。池上名物「久寿餅(くずもち)」も頂きます!地元の人々に愛される門前町、池上を是非歩いてみてください。 

【所要時間:約2.5時間】
【お勧めの曜日:水曜以外】

https://amzn.to/3jL2vZw

コース詳細

10:15 | 本門寺通りを散策 名物「久寿餅」をお土産に

池上駅前から池上本門寺に向かう本門寺通りをぶらり。飲食店のほかに、せんべいなどの和菓子店・生花店などの老舗が軒を連ねる。もちろん、池上本門寺の名物、「久寿餅(くずもち)」の名店もある。

くずもち、と言っても、池上の「久寿餅」は、葛入りではなく小麦のでん粉を一年じっくりと乳酸発酵させて作られるもの。今回は、池上の久寿餅屋として有名な藤乃屋さんでくずもちをお土産に購入。包丁で切れ込みを入れるとその弾力が強いことがよくわかる。さらりとした黒蜜と、砂糖入りのきな粉が弾力のあるもちにマッチして、とても美味!ペロリと平らげてしまった。もっとたくさん買って帰ればよかった。

池上本門寺の参道として、老舗店舗が軒を連ねている
久寿餅(くずもち)を購入。立派な店構え!
久寿餅はとても弾力があって美味。砂糖入りきな粉が優しいお味でした。
住所東京都大田区池上4丁目25−7 Googleマップ
TEL03-6875-7088
営業時間9:30~17:00
定休日なし

10:20 | 池上本門寺 境内に到着 展望台からの景色がすごい!

本門寺の入口の総門は、元禄年間の建築と伝えられる。長い間、素木の門として親しまれてきたが、平成30年、塗装痕跡調査に基づいて建立当初の黒門としての姿を復原した。大きくて立派な門に圧倒される。

その先にある此経難持坂(しきょうなんじざか)は、築城家としても有名な加藤清正公の寄進によるもの。末法の世に法華経を守ることの困難さと石段を上ることの苦しさを対比させ、経文を称えながら上れば自然にのぼれる、と言い伝えられている。実際に登ってみたが、経文を唱えながらでは息が上がってしまって無理。一方で、イヤホンで電話しながら階段トレーニングする強者が。私たちにはとても真似できません。

池上会館屋上展望台へ。一気に視界が開け、南には蒲田・川崎の街、北には池上本門寺・五重塔が見える。よーく目を凝らしてみると横浜のランドマークタワーも。空気が澄んでいる日なら富士山まで見渡せるらしい。隠れた名スポット。

総門。元禄時代からの木造建築と伝えられる。大きく立派な門構え。
96段の石積階段は男坂。右側には、緩やかな階段の女坂がある。
展望台からは、南側に蒲田・川崎の街を一望できる
反対の北側は、本門寺の屋根・五重塔を望む
住所東京都大田区池上1丁目32−8 Googleマップ
TEL03-3753-2241
営業時間常時
定休日年末(12月29日から12月31日)

10:35 | 池上本門寺 大堂へ参拝 心願成就のご利益を頂く

日蓮宗の大本山。池上本門寺はもともと、1282年、日蓮聖人が61歳でご臨終された霊跡。生涯最後の20数日間を過ごしたこの地の一つの建物を、生前の日蓮聖人が開堂供養し、長栄山本門寺と命名したのが池上本門寺の起源とされる。現在の大堂は、昭和20年の空襲で焼けてしまった旧大堂を、昭和39年に鉄筋コンクリート造で再建したもの。ちなみに、旧大堂は、加藤清正公が此経難持坂と同時期に建立したもの。間口25間(約45m)の堂々たる大建築で、縁の下も清正公が兜をかぶったまま通ることができたと伝えられている。清正公の兜って、確かカブトムシのように角が大きかったはず。旧大堂の大きさがうかがえる。

大堂横の経蔵は、建造年月不明であるが、少なくとも1784年に再々建したという記録は残っているほどの歴史ある建物。大堂とは独立しているため、昭和20年の空襲の際も焼けずに残った。江戸中期の本格的かつ大型の経蔵で、これほどのケヤキ造りの建物は大変貴重なものだそう。

大堂。再建後のものだが、どっしりとした構え
経蔵。これほどの大型のものは大変貴重だそう
心願成就や厄除けのご利益があるとのこと。宜しくお願いします!
住所東京都大田区池上1丁目1−1 Googleマップ
TEL03-3752-2331
営業時間10:00~16:00 (境内立ち入りは自由)
定休日なし

11:50 | 関東に現存する最古の五重塔を見学 

1607年、江戸幕府2代将軍秀忠公が建立・寄進した建物。中近世過渡期の五重塔として貴重な特徴を有している。経堂と同じく、昭和20年の大空襲でも焼け残った。1911(明治44)年に国の重要文化財に指定。

この五重塔は、先ほど訪れた展望台からもよく見える。5つの階層がほぼ同じ程度の大きさで、すっと上に伸びたフォルムが何とも凛々しく感じられて、大変素敵。

空襲でも奇跡的に焼けずに残った貴重な建築物
住所東京都大田区池上1丁目1−1 Googleマップ

11:55 | 力道山墓所で腕組みをして記念撮影

池上本門寺、墓所の奥の方に力道山の墓所がある。池上本門寺隣に自宅があった縁と言われる。「力道山の碑」と書かれた大きな石碑と、腕組みをした銅像が出迎え、その奥に墓石がある。

銅像の作成者がプロレスファンなら誰もが知るメンツが並んでおり、梶原一騎、真樹 日佐夫の兄弟から始まり、天龍、秋山の全日系レスラー、初代タイガーマスクの佐山サトルも名を連ねる。力道山の孫、百田力の名前もある。巣鴨にある闘道館は天国のようなお店で、いつか一階に展示してある激レアものを購入するのが夢。胸像だけで一時間は語れそう。

訪問時はお彼岸だったこともあり、なおごんず(夫)以外にもプロレスファンが数人。順番待ちしながら墓参をしつつ胸像と一緒に写真をパチリ。

墓所には、ご丁寧に誘導看板が。墓参者がよほど多いのだろう。
石碑・胸像の大きさが、力道山の生前の偉大さを物語っている。
胸像作成者。錚々たるメンツとはこのこと。最後に、北野武も参戦。
住所東京都大田区池上1丁目1−1 Googleマップ

11:15 | 池上梅園を散策 森林浴・日本庭園を楽しむ

池上本門寺の裏手に広がる小高い丘を利用した庭園。園内にはウメが30種余り植えられており、初春の梅のシーズンに開催される梅まつりには毎年沢山の観光客が訪問する。その他、斜面一面のツツジをはじめとする50種の樹木や、日本庭園・茶室・和室の施設もある。

訪問時は初秋のシーズンだったため、当然梅の香りはしなかったが、たくさんの木々に囲まれて森林浴を楽しむことができた。丘陵を登ると、見晴台から川崎の街を一望できる。園内の日本庭園・家屋も素晴らしく、着物を着て写真を撮ると映えること間違いなし。

毎年2~3月の梅の時期には、ピンク・白の可愛らしい花いっぱいとなる丘陵
丘陵上の見晴台から川崎の街を望む。幼稚園生くらいのお子さんも登れる程度の小高い丘
和室。池の鯉も立派だった。
住所東京都大田区池上二丁目2番13号 Googleマップ
TEL03-3753-1658
入園料大人(16歳以上65歳未満):100円
小人(6歳以上16歳)   :20円
営業時間午前9時から午後4時30分(入園は午後4時まで)
定休日2月・3月を除く月曜、年末年始(月曜日が休日の場合は次の平日)

11:45 | 古民家カフェ蓮月でお茶 どこを撮っても写真映え!

池上梅園のそばの木造建築のお店。昭和初期から、そば屋「蓮月庵」として長く営業していたお店が、2014年、そば屋としては閉店。その後、カフェとして再び開店したもの。店内は昭和の古い雰囲気を残したままリノベしており、その懐かしい雰囲気と素敵すぎるカフェメニューに惹かれ、今や「映える写真」を撮りたい若者が集う注目のカフェとなっている。ランチプレート・ハンバーガー・サンドイッチなどの食事、フレンチトースト・マフィンなどの見た目楽しいスイーツのほか、ソーダ、池上・大森のクラフトビールまでいただける。

そのレトロな外観に吸い寄せられるように、11時半の開店直後から続々とお客さんが集まり、1階のテーブル席はあっという間に満席。池上らしいものを頼もうよ、と「池上ビール」「蓮月ソーダ」を注文。まずは写真を撮ってから頂こう、とふと横をみると、同じようにビールとソーダを頼んで写真を撮りまくるカップルが。その気持ち、よくわかります。

今も昭和初期の佇まいを残す外観
中はリノベ済。古い戸棚や木製の床など、昔の雰囲気を残している。大きな壁時計が素敵。
「蓮月ソーダ(青りんご)」ソーダの甘みが懐かしい。池上をイメージしたクラフトビール「池上ビール」軽くて大変飲みやすい。
住所東京都大田区池上2-20-11 Googleマップ
TEL03-6410-5469
営業時間11:30〜18:00 (ラストオーダー17:30)
定休日水曜日休みが多い。詳細はお店のHPを参照

12:25 | 活気ある池上駅前商店街をぶらり 昔を思い出すお店も

50年以上前から続く、池上駅北側に東西に伸びる商店街。沿道には商店会加盟店だけでも30店舗以上のお店が並ぶ。実際に歩いてみると、小さいお子さんから池上マダムまで、幅広い世代に対応した店舗が多い。さらに、大手飲食チェーン・ラーメン・牛丼・焼肉・ハンバーガーや携帯ショップ・100円均一ショップ・薬局・学習塾なども所狭しと出店しており、この商店街に来れば日頃の買いものには困らないだろう。人通りの多さも納得。

地元住人で賑わっている商店街。ありとあらゆる種類の商店が軒を連ねている。
昔懐かしい感じのおもちゃ屋さんを発見。ジャンケンマン、昔やったなあ~。負けると「ズコー」っていうアレ。
「ねえねえ、ちょっとお茶でもして行きましょうよ~」今も池上のマダムに愛されるお店。創業100年だそうな!
住所東京都大田区池上6丁目3 Googleマップ
https://amzn.to/3jL2vZw
お散歩案内人プロフィール
街歩きを愛する夫婦

東京下町生まれの夫と、東京在住20年を超える妻。デート代節約のため散歩デートを繰り返すうちに、いつの間に街歩きマニアに。東京23区の散歩コース紹介サイト「明日どこいく?」運営。実際に歩いて作成した散歩コースは100以上。特に好きなジャンルは、御朱印・商店街・建築・庭園・食べ歩き。東京シティガイド検定ゴールドバッジ保有。

なおごんずをフォローする
明日どこいく?(あすどこ・明日どこ)

コメント

タイトルとURLをコピーしました