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ワセダの学生気分を一日体験 早稲田昼さんぽコース

#庭園・公園#レトロ建物探訪#カフェ・お茶#博物館・美術館#新宿区
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コース概要

ワセダの学生気分を味わいながら早稲田駅を中心にぐるりと一周するコース。早稲田大学は授業期間はキャンパスが解放されており、自由に歩くことが出来ます。もう一つの目玉は米津玄師のLemonの撮影舞台にもなった大正赤レンガ教会、スコットホール。是非歩いてみてください。

【所要時間:約4.5時間】
【お勧めの曜日:大学の授業開講日】

SCHEDULE

コース詳細

11:35 | B:老舗雀荘がカフェに 早苗でコーヒーをテイクアウト

早稲田大学、本部キャンパス南門から徒歩5秒、ワセダの学生が集った雀荘早苗。いつ行っても名物の「おばちゃん」が出迎えてくれた。僕らの学生時代は1時間120円、点1か点3だった。お財布的には勝者も敗者もいない優しい社交場。

そんな「おばちゃん」は残念ながら亡くなってしまい、息子さんが近年カフェを開業。当初はカフェと雀荘の並行稼働だったそうだが、現在では店内すべてがカフェに。店舗二階壁の赤ウーピンならぬコーヒー豆ウーピンのペイントが雀荘の歴史を引き継いでいる。訪問時にはマスターにお会いできなかったので後日再訪せねば。

ワセダに縁が無い方でも、歴史のある建物をリノベしたカフェで、美味しいコーヒーを頂くだけで幸せになれるので是非。

あの早苗がお洒落カフェに。ウーピンの真ん中がコーヒー豆。
以前はテーブルの位置に雀卓が置かれていた。
苦味が効いた美味しいコーヒー。
住所新宿区戸塚町1丁目102 Googleマップ
TEL03-6265-9454
営業時間月~土 11:00~19:00
日・祝 13:00~19:00
定休日不定休

11:45 | C:早大生に愛されるドカ弁「わせ弁」で昼食調達

正式名は「わせだの弁当屋」。なのだが今回の散歩で初めて本名を知った。「わせ弁」と言わないとおそらくは学生さんには通じない。物凄いボリュームの揚げ物が売りの茶色い系お弁当屋さん。カロリーを1000kcal前後は軽く取得できる、はらぺこの学生に超人気の店。

細かくカスタマイズを指定でき、海苔を乗せたり明太子を乗せたり量を増やしたり。スタバや二郎で通な頼み方をして周りの客にマウントを取る人がいるがここも同じ。数十年前の筆者が学生だった時には白米がマズイ(大変失礼)のが目立っていたが、今回頂いたお弁当はお米が美味しくなっていた。何を頼むか迷った人には、唐揚げ弁当(480円)かギョーカラ弁当(430円)をお勧めしたい。

昼には学生が群がる。ごはんの量を調整してもらえるので、女性でも心配はいらない。
シンプルな唐揚げ弁当が一番美味い。おかずだけ買ってコンビニでビールを買えば最高のつまみに。
住所新宿区早稲田鶴巻町533 Googleマップ
TEL03-3203-2734
営業時間月~金:9:30~23:30
土・日・祝:10:00~22:30
定休日なし

12:00 | D:大隈庭園の芝生でランチ

元来は大名庭園だったものを大隈重信が購入し、和洋折衷式に改修した庭園。大隈重信の自宅もここにあった。早稲田大学の授業日には解放されており、一般人でも気軽に立ち寄ることができる。現在では美しい緑の芝生が広がっており、お昼時には日本語以外の言語も飛び交うインターナショナルな空間となっている。

園内にはバリエーション豊かなオブジェ、建物が点在。孔子像、日本の古民家、エミレの鐘のレプリカ、大隈重信の夫人像などなど。ランチが終わったらぶらりとしてみるのも良いだろう。

住所新宿区戸塚町1丁目104 Googleマップ
TEL03-3203-4333
営業時間4~9月:9:00〜17:00
10~3月:9:00〜16:30
定休日授業を実施しない日、天候不順日

12:45 | E:ワセダのシンボル 重要文化財大隈講堂

早稲田大学の正門前にある大講堂。1927(昭和2)年竣工。2007年重要文化財に指定。設計は東大建築に並ぶ名門とされる、早稲田の建築学科の教員を中心に行われた。改修を経て現役でホールとして使われており、訪問日には音楽サークルの合同ライブが開催されていた。

大昔に初めて実物を見た際の印象は「想像よりデカい」。今見ても変わらずデカい。東大の安田講堂が立地的にも警備的にも、人を寄せ付けない雰囲気を出しているのに対し、こちらは公道に面しておりオープン。外観であれば24時間見られるので訪れて欲しい。

おなじみの前景。早稲田大学の象徴となる建物。
入口から中を覗く。以前より綺麗になった。
住所新宿区戸塚町1−104 Googleマップ

12:50 | F:ワセダの創設者 大隈重信像を見学

早稲田大学の創設者、大隈重信像。早稲田大学キャンパスの中央に凛々しく立っており、大隈講堂の方面を向いている。大隈重信は総理大臣を2回務めた他、日本初の鉄道建設(1872年)も主導し、明治の近代化に大きく貢献している。像は遭難事件により片足を切断した後の時代のため、杖を付いている。

なお、像に学生がいたずらをすると一発で退学になるとの噂。折田先生像とは違い、ハロウィーン時もクリスマス時でも決して衣装を着せてはならない。

男前な大隈先生。
住所新宿区西早稲田1丁目6−1 Googleマップ

13:00 | G:アジア唯一 演劇博物館

大学演劇と言えばワセダ。早稲田大学構内にある、アジア唯一の演劇専門博物館。正式名は「早稲田大学坪内博士記念演劇博物館」。授業期間内であれば誰でも無料で見学することが可能。展示内容が多岐に渡っており、台本から発売されたVHSのケースまであらゆるものを収集している様子がうかがえる。

戯曲、台本、書籍、雑誌などの図書資料から、原稿、書簡、日記、記事、公文書、写真、楽譜、設計図、浮世絵、チラシ、ポスターなどの紙資料、衣裳、靴、かつら、装置、小道具、仮面、人形、楽器、模型など舞台で実際に使用された品々、看板、鏡、化粧台、トロフィー、俳優の私物などの周辺博物資料、記録映像、宣伝映像、音源などにいたるまで多種多様です。
enpaku 早稲田大学演劇博物館 | 当館について
より引用

建物も1928(昭和3)年竣工と歴史があり、あまり演劇や映画に詳しくない人でも、レトロ建物見学として楽しむことができる。

キャンパスの隅にある上品な建物
中に入ると博物館自体が映画のセットのよう
レトロ建物ファンの方も是非
住所新宿区西早稲田1丁目6 Googleマップ
TEL03-5286-1829
営業時間10:00~17:00(火・金曜日は19:00まで)
定休日不定休 HP参照
入館料無料

14:15 | H:清水徳川家の庭園 甘泉園を散策

清水徳川家の下屋敷にあった庭園。現在では新宿区が管理している。名前の由来は泉の水が、お茶に適していたかららしい。回遊式庭園なので、中央には大きな池が配置され、周囲をぐるりと散策することができる。六義園など有名処と比べるとこじんまりとはしているが作りは本格的。

元が日本庭園なので基本、木々はしっかりと管理されているだが、所々にワイルドな自然も演出?されている所が素敵。

住所新宿区西早稲田3丁目5 Googleマップ

14:45 | I:大正レトロ レンガ造りのスコットホール見学

1921(大正10)年竣工。赤レンガ造りが特徴的で東京都選定歴史的建造物に指定。早稲田奉仕園の中央に建っており日本キリスト教団早稲田教会が所有。お堅い教会とおもいきや、礼拝の他、コンサートやイベント、撮影にも利用されている。近年で最も有名なものは米津玄師のLemonで、MVは奥から入口方面を撮影している。

内部が見学できるのは年1回の公開タイミングのみ。がっつり見たいマニアの方は1万円~2万円の料金を払うのが一番早いと思われる。奉仕園の敷地は、実質近所の方の通り道となっており、外観の見学だけであればいつでも可。

スコットホール正面入口。扉を開けるともう一つ内扉があり、米津玄師の世界が広がる。決してnWoの方ではない。
個人的には階段と2階の雰囲気が好き。
地下の廊下。教団関係の事務所が現在も稼働中。
住所新宿区西早稲田2丁目3−1 Googleマップ

15:30 | J:23区内最高峰 箱根山登山

23区内最高峰、標高44.6メートル。愛宕山じゃないの?と思われる方もいるかもしれないが、箱根山は築山で全ての山の最高峰、愛宕山は自然の山の中での最高峰。戸山公園の中にあり、公園事務所に行くと登頂の証明書を発行してくれる。頂上からは天気が良い日には富士山が見えるのだとか。訪問日は曇り空で残念。

また戸山公園及び箱根山は、ワセダの学生の青春スポットでもある。好きなあの人を箱根山の頂上まで誘えたのは良かったが、告白して撃沈。というのがお約束のパターン。

「登山道」は完全に整備されており、普段靴で登れる。
頂上は360度のパノラマビュー
三角点もちゃんとある
住所新宿区戸山2丁目7街区内 Googleマップ
お散歩案内人プロフィール
街歩きを愛する夫婦

東京下町生まれの夫と、東京在住20年を超える妻。デート代節約のため散歩デートを繰り返すうちに、いつの間に街歩きマニアに。東京23区の散歩コース紹介サイト「明日どこいく?」運営。実際に歩いて作成した散歩コースは100以上。特に好きなジャンルは、御朱印・商店街・建築・庭園・食べ歩き。東京シティガイド検定ゴールドバッジ保有。

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