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紅葉と重文と日本酒とおでん堪能 板橋~王子昼さんぽコース

#紅葉#御朱印#庭園・公園#レトロ建物探訪#北区
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コース概要

板橋駅からスタートし、重文・紅葉を堪能しながら王子駅に向かいます。滝野川・王子の鎮守様に挨拶しつつ、最後は日本酒と絶品おでんで乾杯してしめくくります。日本って素晴らしい!感動できる散歩です。是非歩いてみてください。

【所要時間:約3時間】
【お勧めの曜日:いつでも!】

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コース詳細

14:40 | B:滝野川八幡神社で鎮守様にご挨拶

創建時期は、鎌倉時代前期の1202年とも、源頼朝が勧請した1189年とも言われている。いずれにしても、古くから旧滝野川村一帯を守ってきた、大変歴史のある神社。また、総ヒノキ造りの本殿は1885年改築、拝殿は1922年修築と、建築の歴史としても古く貴重。

なお、神社の裏手からは、縄文時代の貝塚「滝野川八幡社裏貝塚」が発見されている。考古学的にも貴重な立地であり、小さな神社境内に沢山の見どころがあると言える。

800年以上前から、滝野川村を守っていた鎮守様。神聖な気持ちで参拝しましょう。

落ち着いた、歴史を感じさせる境内。ご神木が社殿を守る。
社殿。裏手からは貝塚跡も見つかる。
手水舎も落ち着いた雰囲気
御朱印。蝶の柄が素敵。
住所東京都北区滝野川5丁目26−15 Googleマップ
TEL03-3916-2890
営業時間9:00~17:00

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15:05 | C:重文旧醸造試験所第一工場を外観見学 無性に日本酒を飲みたくなる

1904(明治37)年創立の通称「赤煉瓦酒造工場」。醸造試験所は、日本酒の醸造方法の研究や清酒の品質の改良をはかることと、講習会により醸造技術や研究成果を広く普及させることなどを目的とした施設。第一工場は、明治時代の名建築家・大蔵省技師の妻木頼黄が、ドイツのビール工場を手本に設計。醸造施設としては唯一の国立研究施設であること・レンガ造りの建築物の技術的側面から歴史的価値が高いとして、平成26年12月に国の重要文化財(建造物)に登録。

第一工場の内部は通常非公開。今回の訪問では見学できなかったが、毎年10~11月の「東京文化財ウィーク」や各種イベントで公開されるので、タイミングが合えば是非見学したい。

10名以上の団体であれば見学申し込みできるみたいですよ!私たちは2人だったので、これが限界。

煉瓦造で外観も素敵。
建物内部は通常非公開。この日は翌日のイベントに向けて入口が開いていたので偶然撮影できました。
赤レンガに丸窓の意匠も美しい
醸造試験所跡地公園から見た工場全体像。イチョウとのコントラストも綺麗ですね。
住所東京都北区滝野川2-6  Googleマップ
TEL03-3916-1133
営業時間内部公開はイベント内容による。公式HP参照

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15:25 | D:桜の名所 飛鳥山公園でサクラ・モミジの紅葉を楽しむ

江戸時代、徳川吉宗により桜の花見の名所として整備された公園。その花見スポットの流行りぶりは、広重「名所江戸百景」でも描かれたほど。現在でも、ソメイヨシノを中心に650本ほどの桜が植えられている。2022年11月下旬の訪問時点にはサクラの紅葉とモミジの競演が大変美しい。

この浮世絵も素敵ですね。今も昔も、飛鳥山からの眺望は庶民に愛されていたんですね。

この浮世絵も欲しいって言い出すんじゃないでしょうね。

広重「名所江戸百景」より「飛鳥山北の眺望」
飛鳥山とサクラの紅葉を見上げる
2022年11月下旬の訪問時点では、モミジの紅葉もだいぶ進んでいる
飛鳥山入口横の歩道橋上は、実は都電の撮影スポットでもある。公園と共にパチリ。
住所東京都北区王子1丁目1−3 Googleマップ
電話番号03-3908-9275

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15:30 | E:渋沢栄一の残した重文 青淵文庫・晩香廬の素晴らしい意匠に触れる

飛鳥山公園内には、かつて渋沢栄一の本邸だった旧渋沢家・飛鳥山邸があった。当初は、日本館と西洋館からなる本館をはじめ色々な建物が存在したが、空襲で焼かれ、現在は青淵文庫(せいえんぶんこ)・晩香廬(ばんこうろ)の二つの建物が残る。日本の近代経済の基礎を築いた渋沢栄一の残した建物であり、その意匠の素晴らしさから、2005年に重要文化財に指定。

青淵文庫は、1925(大正14)年竣工、渋沢栄一の傘寿と子爵昇爵を祝って贈られた鉄筋コンクリート造2階建ての書庫。側面のステンドグラスの意匠が美しい。晩香廬は、1917(大正6)年竣工、渋沢栄一の喜寿を祝って贈呈された談話室。洗練された意匠と造形が素晴らしい建築作品と言える。

青淵文庫も晩香廬も、どちらも贈呈品ですって。渋沢栄一の、影響力の大きさが伺えます。

青淵文庫:内部公開されている
青淵文庫:側面のステンドグラスが美しい
晩香廬:工芸品とも言われる素晴らしい意匠
住所東京都北区西ケ原2-16-1 Googleマップ
電話番号03-3910-0005
営業時間10~17時
定休日月曜(祝日の場合は翌平日)、祝日振替休館(祝日直後の平日)、臨時休館あり
料金青淵文庫・晩香廬の内部見学には渋沢史料館の入館券(300円)が必要

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15:50 | F:王子神社へ参拝 創建900年の歴史を感じる

1058年頃、源義家が奥州征伐の凱旋の日に甲冑を奉納したとも言われている、大変歴史ある神社。江戸時代、神社としては破格の二百石が与えられ「将軍家祈願所」と定められた。春日局が、三代将軍家光の健康と大成を願ったところ無事叶ったとのことから、子育大願の神社としても信仰を集めた。「王子権現」の名称で江戸名所の1つとなり、現在の地名「王子」の由来にもなっている。

現在も、東京都の天然記念物でもある大イチョウが守る境内は、周囲とは雰囲気が異なり、大変厳かな気分にさせられる。

さすが東京十社!威厳を感じさせる境内です。

高さ約8.6mの石造りの鳥居は、都内有数の大きさ
樹齢600年とも伝えられる大イチョウが守る境内
立派な狛犬が守る社殿。白い柱がちょっと珍しい
シンプルながらも威厳を感じさせる御朱印
住所東京都北区王子本町1-1-12 Googleマップ
TEL03-3907-7808
営業時間社務所:9:30~16:30

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16:10 | G:忠臣 乃木希典が崇拝した王子稲荷神社を参拝

平安時代以前の創建とされている古社。関東稲荷総社でもある。大晦日、稲荷の使いである狐が、近くの榎の下で身なりを整え、この神社に初詣をするという言い伝えがある。現代でもその言い伝えを模した伝承行事「王子狐の行列」が開催されている(コロナの影響でここ数年開催中止)。境内には、狐の言い伝えどおり、拝殿の裏手から「狐穴跡」に向かう参道がある。これがまた、不思議な雰囲気の空間となっている。神社を訪れた際は、狐穴跡にも是非訪れてほしい。

狐穴跡に向かうには、たくさんの鳥居をくぐり、奥に進めば進むほど、お狐様の本体に近づくようでした。ピリっと気が引き締まりました。

乃木神社の祭神にもなった乃木希典からの崇拝が篤かった神社としても有名。月詣りまでしていたことから、乃木神社内に分霊までしたほど。乃木神社内「赤坂王子稲荷神社」に関する記事はこちら↓

王子稲荷の坂側からの入口
鮮やかな彩色が施された拝殿。広重「名所江戸百景」にも描かれた。
拝殿裏手の参道の先の奥社には、たくさんのお狐様が奉納されている。
境内裏の山の斜面には「狐の穴跡」に向かう階段が。見上げただけで、なんだか緊張します。
狐の穴跡内部。
住所東京都北区岸町1丁目12−26 Googleマップ
TEL03-3907-3032
営業時間社務所:9時~17時

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16:30 | H:平澤おでん 日本酒とおでんの鉄板コラボを満喫

王子駅親水公園口から徒歩20秒(!)のおでん屋さん。北区神谷にある練り物店が「1000円で満足できる店」を掲げ、2000年に開いた立ち飲み屋。店頭のおでん桶には練り物を中心に30種類ほどが並び、だしがじわっとしみ込んだいい具合のものを店主が持ってきてくれる。旧醸造試験所第一工場も見学したことだし、と合わせるのは、赤羽の酒蔵 小山酒造さんで作られる日本酒「丸眞正宗」。美味しいに決まっている!の鉄板コラボを満喫。

ここのさつま揚げは本当に美味しかった!さすが、蒲鉾店のさつま揚げですね。

狭い間口のお店の奥に、おでんパラダイスが広がる
赤羽で作られた日本酒「丸眞正宗」と共に。大根が、とろけるようでした。
こちらも名物、鶏皮の煮込み。おだしに、鶏皮とネギのうまみがじゅわうまー。
店内は6名ほどが並んで立てる広さ。この狭さが、いいんです。
住所東京都北区岸町1丁目1−10 Googleマップ
TEL03-6884-9546
営業時間11:00~20:00
定休日なし

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お散歩案内人プロフィール
街歩きを愛する夫婦

東京下町生まれの夫と、東京在住20年を超える妻。デート代節約のため散歩デートを繰り返すうちに、いつの間に街歩きマニアに。東京23区の散歩コース紹介サイト「明日どこいく?」運営。実際に歩いて作成した散歩コースは100以上。特に好きなジャンルは、御朱印・商店街・建築・庭園・食べ歩き。東京シティガイド検定ゴールドバッジ保有。

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