コース概要
新宿駅西口からスタートし、西新宿の巨大ビル群の間を渡りながらアート作品を見学して周ります。意匠が素晴らしいビルそのものを見学したり、ビルの足元に点在するパブリックアートの数々、世界的に有名な絵画も見学します。是非歩いてみてください。
【所要時間:約2時間】
【お勧めの曜日:月曜以外】
【お勧めの時期:いつでも!】
- 9:45
(移動:徒歩3分)
- 9:50
(移動:徒歩1分)
- 9:55
- 10:00
(移動:徒歩5分)
- 10:30
(移動:徒歩10分)
- 10:42
(移動:徒歩6分)
- 10:55
(移動:徒歩4分)
- 11:10
(移動:徒歩9分)
- 11:35
(移動:徒歩8分)
- 12:00
今日も一日お疲れ様でした。
コース詳細
9:45 | A:新宿駅西口から出発 新宿西口広場(B1)と「新宿の目」を見学
新宿駅西口の地下通路から出発。目の前に見えるロータリーは、1966年、日本モダニズム建築の代表格である坂倉準三による設計。ぐるりとらせん状に描かれた斜路の車道と、地下通路から広く空に向けて開け放たれたデザインが何とも美しい。ロータリーでは、西新宿の高層ビル群と共に、写真に収める人多数。今後、新宿の大規模再開発により、車中心の空間構造であったロータリーが人中心の構造へ再編される予定。
地下通路を西新宿のビル群の方へ向かうと、大きくぎょろッとした目が見える。「新宿の目」は、1969年、宮下芳子により制作された、高さ3m・幅10m、内部に照明が組み込まれたアクリル製オブジェ。
新宿の目は、西新宿で最も目を引くパブリックアートとして有名です。
住所 | 東京都新宿区西新宿1丁目7−2 Googleマップ |
9:50 | B:繭をイメージ 東京モード学園 コクーンタワーを外観見学
2008年竣工。丹下都市建築設計による設計。「創造する若者を包み込み、触発させる」という意味を込めイメージしたというコクーン(繭)のような外観が特徴。2008年、優れた超高層建築に与えられるエンポリス・スカイスクレイパー賞を日本で初受賞。校舎目的の建物としては、世界的にはモスクワ大学本館に次ぐ高さとなっている。2019年、「世界の建築家が選んだ過去50年で最も影響力のある高層ビル50選」に日本の建築物から唯一選出。新宿を代表する高層ビルだけに、足元で写真を撮影する人多し。
先ほど通った新宿西口広場とのコラボも美しいですね。
住所 | 東京都新宿区西新宿1丁目7−2 Googleマップ |
9:55 | C:パブリックアート「Hand of Peace」と後ろにそびえる損保ジャパン本社ビルを見学
2017年、7回目を迎えた夏のアートイベント「新宿クリエイターズ・フェスタ」で展示されたパブリックアート。平和を意味する白いピースサインに、空や海を表す青い色が添えられた平和な西新宿のシンボルとなっている。
背後にそびえる損保ジャパン本社ビルは、1976年竣工、東京大学安田講堂を設計した内田祥三による設計。損保ジャパンの前身である安田火災海上社長だった三好武夫が、シカゴにあるザ・ファースト・ナショナル・バンク・オブ・シカゴ本店ビル(現:チェースタワー)の末広がりのビルの形に感動し、同様なデザインのビルの設計を依頼。
「パンタロンビル」の名で呼ぶ人もいるそうですが、個人的には「富士山ビル」という呼称がしっくりくるなあ、という印象。
住所 | 東京都新宿区西新宿1丁目25 Googleマップ |
10:00 | D:SOMPO美術館で「ひまわり」に出会う
現在の建物、「SOMPO美術館」の名称は2020年から。それ以前は、損保ジャパンの前身である安田火災海上の頃から支援していた東郷青児の協力のもと、すぐ横の損保ジャパン本社ビルの42階に「東郷青児美術館」として開館していた。東郷青児コレクションはもちろん、企画展は様々なジャンルの美術品の展示がされている。この美術館で最も有名なのは、ご存じゴッホの「ひまわり」なのだが、とにかく驚かされるのは、「ひまわり」はじめ、多くの展示作品を写真撮影可、ということ。
どんどん撮影してどんどんその良さを広めてください、というスタンスには驚かされます。
住所 | 東京都新宿区西新宿1丁目26−1 Googleマップ |
TEL | 03-5777-8600 |
営業時間 | 10:00 – 18:00 |
定休日 | 月曜 |
入館料 | 大人1600円(事前購入1500円) |
10:30 | E:パブリックアート「LOVE」と西新宿サインリングを見学
西新宿のアート作品といえばこちら、と言っても過言ではない。アメリカ人ロバート・インディアナの作品の「LOVE」は、テレビドラマ・CMなどでもよく見る待ち合わせスポット。最近は、すぐ横の新宿警察署裏交差点にかかる円環状の信号機、通称「西新宿サインリング」 も有名に。大ヒットアニメ映画「君の名は。」の印象的なシーンで登場していた。
「LOVE」を撮影する人、アニメのカットに合わせて「西新宿サインリング」を撮影する人がチラホラ見られました。
住所 | 東京都新宿区西新宿6丁目5−1 Googleマップ |
10:42 | F:新宿中央公園のパブリックアートを見学
都庁の西側に広がる区立公園。周辺には、新宿駅東側の新宿御苑まで大きな緑地はないため、付近の住民の貴重な憩いの場になっており、訪問時も多くの家族連れが思い思いに寛いでいた。園内には「平和の鐘」や「新宿ナイアガラの滝」はじめ、様々なパブリックアート・癒しスポットが点在している。
皆さんもゆっくりしに行ってはいかがでしょうか?
住所 | 東京都新宿区西新宿2丁目11 Googleマップ |
10:55 | G:東京都庁舎を外観見学・都庁周辺のパブリックアートを見学
都庁の敷地内にも、目を楽しませてくれるパブリックアートが多く点在。載せきれていないアートもあるので是非探検してほしい。
東京都庁舎は、1990年竣工。「世界のタンゲ」と呼ばれ、国内外で活躍した丹下健三が後期に設計した代表作。二本の塔がそびえたつイメージはパリのノートルダム大聖堂に似せたとされている。正面からぐっと上に見上げるアングルは、東京都に関するニュースでよく見るもの。
言わずと知れた、東京の顔です!
住所 | 東京都新宿区西新宿2丁目8−1 Googleマップ |
TEL | 03-5321-1111 |
11:10 | H:新宿NSビル 圧巻の吹き抜けと世界一の巨大振り子時計を見学
1982年竣工、住友不動産の本社ビル。設計は日建設計。外観はシンプルな四角いデザインとなっており、正直申し上げて面白味はない。ただ、内部に一歩入ると、1階から30階までの吹き抜けの規模に圧倒される。29階部分のブリッジを仰ぎ見つつ、ガラス張りの天井屋根から採光されるその明るさ、吹き向けをぐるりと広く回り込んで配置された各階のフロアのデザインに驚かされる。
また、1階にある「ユックリズム振り子時計」は、SEIKO社製、高さ約29m・文字板の直径7.2mの振り子時計。文字盤には数字のかわりに干支の絵が丸く並び、ひとつの針がゆっくりと一日で一周する。世界最大の振り子時計としてギネスブックにも掲載。
ゆっくりとした振り子の動きは全く飽きることなく、何時間でも眺めていられそうな雰囲気。
住所 | 東京都新宿区西新宿2丁目4−1 Googleマップ |
TEL | 03-3342-3755 |
営業時間 | <29階スカイエレベーター>10:30~23:30 |
定休日 | なし |
11:35 | I:蓮の花に抱かれるよう 新宿瑠璃光院白蓮華堂を外観見学
新宿の街中に突如現れるコンクリの丸い建物は、岐阜で室町時代から続く無量寿山光明寺の東京本院、新宿瑠璃光院 白蓮華堂。設計は世界的な建築家、竹山聖。巨大な蓮の花をイメージしており「蓮の花の蕾の中で安らかに眠ってほしい」という意味を込めた設計されたという室内墓所。建物の前に「結界」を意味する蓮の華が浮かぶ池があったり、コンクリ打ちっぱなしでありながら柔らかな曲線が多用されている印象は、まさにここは「蓮の花の蕾の中」の世界。
見送る人も心安らかでいられそうな、そんな雰囲気の建物でした。
住所 | 東京都渋谷区代々木2丁目4番3 Googleマップ |
TEL | 0120-517-177 |
営業時間 | 10:00〜17:00 事前電話の上、法要と被らなければ内部見学も可能 |
定休日 | なし |
XX:20 | J:新宿駅西口へ戻る 新宿西口広場を1階から見学
新宿西口広場を今度は地上部分から見学。再開発後も大きな吹き抜けは残り、今の建物の印象は変わらない、という計画だそうだが、斜路の車道はなくなってしまう。この美しいタイル敷きもないのかも、と思うと少々寂しい感じもする。
住所 | 東京都新宿区西新宿1丁目5 新宿駅 Googleマップ |
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