コース概要
「高級志向」「お洒落」というイメージが強い麻布・六本木の街。今回は、古くから地元に親しまれている麻布の名所を辿ります。また、大小多くの坂があることでも知られる麻布・六本木の、味のあるいくつかの坂を上り下りします。是非歩いてみてください。
【所要時間:約2時間】
【お勧めの曜日:水・木・金・土・日】
【お勧めの時期:いつでも!】

- 11:00A:麻布十番駅から出発
(移動:徒歩8分)
- 11:10
(移動:徒歩1分)
- 11:15
(移動:徒歩6分)
- 11:25
(移動:徒歩8分)
- 11:35
(移動:徒歩8分)
- 12:00
(移動:徒歩10分)
- 12:10
(移動:徒歩18分)
- 12:30
(移動:徒歩7分)
- 12:40
(移動:徒歩12分)
- 13:00J:六本木駅へ到着
今日も一日お疲れ様でした。
コース詳細
11:10 | B:浪花家総本店 絶品たい焼きでパワーチャージ
創業は古く1909(明治42)年。日本橋開業、九段下での営業を経て、60年以上前にここ麻布十番に移って以来、昔ながらの製法でたい焼きを一匹ずつ焼き上げている。「カッチャン カッチャン」と気持ちよい音を立てている店内へ。一つください、とお願いすると「はーい、一匹ね!」と元気よくお返事いただく。一匹と数えるんだったと反省。たい焼きを待っている間にもひっきりなしにお客が来店。「10匹」「20匹」「5匹」とどんどん売れていくのが驚き。坂上りのパワーチャージするために、店先でパクリ。驚くくらいの薄皮パリパリの皮、中には自然な甘味のつぶあんがぎっしり。

薄皮なのでペロリと頂けちゃいます。非常に元気が出ました!




住所 | 東京都港区麻布十番1-8-14 Googleマップ |
TEL | 03-3583-4975 |
営業時間 | 11:00~19:00 |
定休日 | 火曜日、第3火水連休 |
11:15 | C:古さと新しさが入り混じった素敵な商店街 麻布十番商店街
江戸時代、一帯に流れる古川の荷揚げ場があったことで水運・交通の要所となっていた場所。ここでは多くの商売が行われるようになり、麻布十番商店街のもとが形作られていった。麻布山善福寺の門前町としても、また近くに多くの大名の下屋敷・家臣の住まいがあった影響もあり繁栄。先ほど紹介した浪花家総本店はじめ、老舗が多いのも特徴。

新しいお洒落なお店も仲間入りするようになり、いつ来ても人の往来が多く賑わっている印象です。







住所 | <こばやし玩具店>東京都港区麻布十番2-4-7 Googleマップ |
TEL | 03-3451-7208 |
営業時間 | 11:00~19:00 |
定休日 | 月曜、火曜(祝日の場合は営業) |
11:25 | D:童謡「赤い靴」のモデルとなったキミちゃん像
野口雨情作詞の童謡「赤い靴」には、モデルとなった女の子「岩崎きみちゃん」がいる。きみちゃんは、母に北海道の開拓先へ連れていくことが難しいと判断され、3歳で函館のアメリカ人宣教師に養女として託される。その後、きみちゃんの母が野口雨情にきみちゃんの話を伝えたところ、感動した野口が詩を作り、その後童謡「赤い靴」となった。きみちゃんは、その後結核となってしまい麻布十番にあった教会孤児院に預けられ、渡米することなく9歳で他界。
この悲しい話を聞いた麻布十番商店街の方は、そんな不幸を繰り返さないようにという願いから、1989年に銅像を作ったという。




住所 | 東京都港区麻布十番2丁目3 パティオ十番 Googleマップ |
11:35 | E:逆さイチョウとアメリカにゆかりのある善福寺へお参り
「麻布山善福寺」。824年、空海によって開山。都内では浅草寺に次ぐ古刹。鎌倉時代には親鸞が訪れ、浄土真宗に改宗したとされる。寺院の門前町「麻布」の地名のもととなった寺院。
この寺院には大きく2つの見どころがある。まずは僧侶ゆかりの逸話。総門を入ったところにある「柳の井戸」。空海が錫丈を突き立てたところ清水が湧き出したという不思議な井戸で、「楊柳水」とも言われている。また、墓地にある親鸞手植えと伝わる「逆さ銀杏」も、親鸞が付いた杖から生えてきたというもの。枝が下の方に伸びて逆さになっているように見える。樹齢750年、都内最古のイチョウ。
もうひとつはアメリカとの関係。1859年、日米修好通商条約に基づきこの寺院内にハリス一行の宿舎が置かれ、後にその一室が初代アメリカ合衆国公使館となったこと。

安政の仮条約調印以後、明治初年まで置かれましたが、その間には攘夷を唱える人からの襲撃を受けたりして大変だったそう。






住所 | 東京都港区元麻布1丁目6番21号 Googleマップ |
TEL | 03-3451-7402 |
営業時間 | 9時~16時くらいまで |
定休日 | なし |
12:00 | F:【麻布・六本木の坂①】大黒坂~一本松
大黒坂は、先ほど通ったキミちゃん像のすぐ西から更に西へ、一本松に至るまで。高低差7m,平均斜度3.3度のやや急な坂。左へカーブしながら上る。上り始めはそうではないので油断しそうだが、中腹の大法寺の前あたりから徐々に急になり、終点の一本松の付近は相当の急坂となる。アシストなしのママチャリではちょっと苦しいかな、という印象。大法寺で大黒様が祀られているので「大黒坂」という。大黒様にお参りして「一休み」すれば、なんとか上りきれるか、という勾配。
上り切った場所にある一本松。この場所は変則四差路となっており、どちらの方向に行っても坂が待ち受けているという、坂好きには堪らない場所。

大黒坂・暗闇坂・一本松坂・狸坂の交差点です。今度はどの坂を行こうかしら。





住所 | 港区麻布十番2丁目~港区元麻布1丁目2−4 Googleマップ |
12:10 | G:【麻布・六本木の坂②】狸坂~狐坂
先ほどの四差路からすぐ西側はまだ狸坂ではないため、ほとんど坂の勾配はない。レトロな意匠が美しい旧阿部美樹志邸を横目に、前を見ると、道の先がふっと見えなくなる。恐る恐る先を見ると、ズドーン!と下る坂が目の前に出現。ば、ばかされた!「人をばかすたぬきが出没したといわれる」という、狸坂の理由が分かったよう。今回は下りでよかった。
下り切った場所、変則四差路をまっすぐ進み、今度は狐坂へ。高低差11m,平均斜度3.7度。こちらもかなり急な坂。狸坂同様、途中まで急な勾配で、終わりかけが緩やかな坂となっている。狐が時々人を化かしたといい、先ほどの狸坂に対抗して、狐坂にしたという説あり。

どちらもいきなり急勾配の坂が出現します。これが「狸」「狐」に化かされる、ということでしょうか?









住所 | 東京都港区元麻布3丁目13−11~港区元麻布3丁目5 Googleマップ |
12:30 | H:【麻布・六本木の坂③】内田坂~六本木さくら坂
内田坂は、高低差20m,平均斜度3.8度、川のようにうねった、やや急な坂。坂を下った先にある都立六本木高校が、江戸時代に内田豊後守の屋敷であったことから命名されたもの。坂を下る手前、明治天皇の忠臣、乃木希典大将の生誕地の碑がある。子どもの賑やかな声が楽しそうなさくら坂公園の端にあるのがなんとも微笑ましい。坂が始まると、六本木高校を周り込むようにぐるっと下っていく。
下り切ったところから始まる六本木さくら坂。北、途中から西方面へ、ずらりとソメイヨシノが植えられている緩やかな坂。桜の時期の美しさはもちろん、新緑の季節の眩しさが目に優しい坂と言える。








住所 | 東京都港区六本木6丁目16−44~港区元麻布3丁目10−23~港区六本木6丁目10−3 Googleマップ |
12:40 | H:六本木住民の心のオアシス 毛利庭園
歴史は古く1650年、初代長府藩主(現在の山口県下関市長府)毛利秀元がここに上屋敷を設けたのが始まり。明治幕末に幕府から江戸藩邸を没収された後、1919(大正8)年には「乃木大将生誕の地」として、1943(昭和18)年には「毛利甲斐守邸跡」としてそれぞれ旧跡に指定。その後は、ニッカウヰスキーの工場⇒東映撮影所⇒テレビ朝日と所有者が変わりながらも日本庭園をの佇まいを維持、「毛利庭園」と名付けられ今に至る。
六本木ヒルズの足元に静かに佇む緑豊かな日本庭園。大きな池、渓流もあり、周辺のオフィスに勤める人々のランチタイム場所になっていた。

インバウンドの方の観光先として賑わっていましたよ!




住所 | 東京都港区六本木6丁目10−1 Googleマップ |
TEL | 03-6406-6000 |
営業時間 | いつでも入園可能 |
定休日 | なし |
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