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麻布~六本木の歴史を感じながら名所・坂めぐり 昼さんぽコース

#御朱印#港区#食べ歩き#坂・階段の名所
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コース概要

「高級志向」「お洒落」というイメージが強い麻布・六本木の街。今回は、古くから地元に親しまれている麻布の名所を辿ります。また、大小多くの坂があることでも知られる麻布・六本木の、味のあるいくつかの坂を上り下りします。是非歩いてみてください。

【所要時間:約2時間】
【お勧めの曜日:水・木・金・土・日】
【お勧めの時期:いつでも!】

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コース詳細

11:10 | B:浪花家総本店 絶品たい焼きでパワーチャージ

創業は古く1909(明治42)年。日本橋開業、九段下での営業を経て、60年以上前にここ麻布十番に移って以来、昔ながらの製法でたい焼きを一匹ずつ焼き上げている。「カッチャン カッチャン」と気持ちよい音を立てている店内へ。一つください、とお願いすると「はーい、一匹ね!」と元気よくお返事いただく。一匹と数えるんだったと反省。たい焼きを待っている間にもひっきりなしにお客が来店。「10匹」「20匹」「5匹」とどんどん売れていくのが驚き。坂上りのパワーチャージするために、店先でパクリ。驚くくらいの薄皮パリパリの皮、中には自然な甘味のつぶあんがぎっしり。

薄皮なのでペロリと頂けちゃいます。非常に元気が出ました!

赤い暖簾とレトロな看板がいい味出しています。
中ではどんどんたい焼きが焼かれています。2階のカフェでもいただくことができるそうです。
つぶあんがはみ出てしまっています。
食べ途中でごめんなさい。パリパリの薄い皮を見てほしかったのです。これが美味しい!
住所東京都港区麻布十番1-8-14 Googleマップ
TEL03-3583-4975
営業時間11:00~19:00
定休日火曜日、第3火水連休

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11:15 | C:古さと新しさが入り混じった素敵な商店街 麻布十番商店街

江戸時代、一帯に流れる古川の荷揚げ場があったことで水運・交通の要所となっていた場所。ここでは多くの商売が行われるようになり、麻布十番商店街のもとが形作られていった。麻布山善福寺の門前町としても、また近くに多くの大名の下屋敷・家臣の住まいがあった影響もあり繁栄。先ほど紹介した浪花家総本店はじめ、老舗が多いのも特徴。

新しいお洒落なお店も仲間入りするようになり、いつ来ても人の往来が多く賑わっている印象です。

車道も石畳が敷かれお洒落なイメージ。歩道もレンガ色で素敵。
お洒落なブティックや美容院が入るビル。
DEAN & DELUCAのワイン特化型店舗。2023年3月にオープンしたて。
1867年創業の老舗玩具店。通行人が楽しめるよう、閉店後もシャッターを下ろさないという心意気。
人気ユーチューバーがプロデュースするカレーパン専門店。たい焼きの浪花家総本店さんのはす向かい。
「永坂更科 布屋太兵衛」の屋号は江戸時代から続くという。
永坂更科 布屋太兵衛の店舗そばにある麻布十番の由来の石碑
住所<こばやし玩具店>東京都港区麻布十番2-4-7 Googleマップ
TEL03-3451-7208
営業時間11:00~19:00
定休日月曜、火曜(祝日の場合は営業)

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11:25 | D:童謡「赤い靴」のモデルとなったキミちゃん像

野口雨情作詞の童謡「赤い靴」には、モデルとなった女の子「岩崎きみちゃん」がいる。きみちゃんは、母に北海道の開拓先へ連れていくことが難しいと判断され、3歳で函館のアメリカ人宣教師に養女として託される。その後、きみちゃんの母が野口雨情にきみちゃんの話を伝えたところ、感動した野口が詩を作り、その後童謡「赤い靴」となった。きみちゃんは、その後結核となってしまい麻布十番にあった教会孤児院に預けられ、渡米することなく9歳で他界。
この悲しい話を聞いた麻布十番商店街の方は、そんな不幸を繰り返さないようにという願いから、1989年に銅像を作ったという。

麻布十番のランドマークとも言える麻布十番パティオ広場。ドラマ・映画のロケ地になることも多い。
広場の一角にいるきみちゃん像。なんとも愁いを含んだ表情。
パティオ広場の横、フィンランドのコーヒー屋さん「ローバーツコーヒー」でまったりする方たち
パティオ広場の横にあるラ・パレット。こんなフレンチが近所にあったら素敵ですね。
住所東京都港区麻布十番2丁目3 パティオ十番 Googleマップ

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11:35 | E:逆さイチョウとアメリカにゆかりのある善福寺へお参り

「麻布山善福寺」。824年、空海によって開山。都内では浅草寺に次ぐ古刹。鎌倉時代には親鸞が訪れ、浄土真宗に改宗したとされる。寺院の門前町「麻布」の地名のもととなった寺院。

この寺院には大きく2つの見どころがある。まずは僧侶ゆかりの逸話。総門を入ったところにある「柳の井戸」。空海が錫丈を突き立てたところ清水が湧き出したという不思議な井戸で、「楊柳水」とも言われている。また、墓地にある親鸞手植えと伝わる「逆さ銀杏」も、親鸞が付いた杖から生えてきたというもの。枝が下の方に伸びて逆さになっているように見える。樹齢750年、都内最古のイチョウ。
もうひとつはアメリカとの関係。1859年、日米修好通商条約に基づきこの寺院内にハリス一行の宿舎が置かれ、後にその一室が初代アメリカ合衆国公使館となったこと。

安政の仮条約調印以後、明治初年まで置かれましたが、その間には攘夷を唱える人からの襲撃を受けたりして大変だったそう。

総門。後ろの元麻布ヒルズの建物との不思議なコラボ。
柳の井戸。現在でも正方形の石のあたりから少しずつ湧き出しています。
本堂は空襲で焼失するも、昭和36年に、徳川家康が建立した東本願寺八尾別院本堂を譲り受け本堂として再建。
ハリス顕彰碑。
国指定天然記念物にもなっている「逆さイチョウ」。親鸞像と共に。
浄土真宗系なので御朱印ではなく「参拝記念スタンプ」。「銀杏」「アメリカ」の文字があります。
住所東京都港区元麻布1丁目6番21号 Googleマップ
TEL03-3451-7402
営業時間9時~16時くらいまで
定休日なし

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12:00 | F:【麻布・六本木の坂①】大黒坂~一本松

大黒坂は、先ほど通ったキミちゃん像のすぐ西から更に西へ、一本松に至るまで。高低差7m,平均斜度3.3度のやや急な坂。左へカーブしながら上る。上り始めはそうではないので油断しそうだが、中腹の大法寺の前あたりから徐々に急になり、終点の一本松の付近は相当の急坂となる。アシストなしのママチャリではちょっと苦しいかな、という印象。大法寺で大黒様が祀られているので「大黒坂」という。大黒様にお参りして「一休み」すれば、なんとか上りきれるか、という勾配。

上り切った場所にある一本松。この場所は変則四差路となっており、どちらの方向に行っても坂が待ち受けているという、坂好きには堪らない場所。

大黒坂・暗闇坂・一本松坂・狸坂の交差点です。今度はどの坂を行こうかしら。

大黒坂へ上り始めます。右からは七面坂が合流してくる。坂だらけ。
坂の中腹にある大法寺。入口も斜めになっています。
勾配がよく分かるようにレンガ造りにしてくれているとしか思えない。
最後の急坂を上り切ったところは変則四差路になっています。
交差点にある一本松。麻布七不思議のひとつでもあるらしい。
住所港区麻布十番2丁目~港区元麻布1丁目2−4 Googleマップ

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12:10 | G:【麻布・六本木の坂②】狸坂~狐坂

先ほどの四差路からすぐ西側はまだ狸坂ではないため、ほとんど坂の勾配はない。レトロな意匠が美しい旧阿部美樹志邸を横目に、前を見ると、道の先がふっと見えなくなる。恐る恐る先を見ると、ズドーン!と下る坂が目の前に出現。ば、ばかされた!「人をばかすたぬきが出没したといわれる」という、狸坂の理由が分かったよう。今回は下りでよかった。

下り切った場所、変則四差路をまっすぐ進み、今度は狐坂へ。高低差11m,平均斜度3.7度。こちらもかなり急な坂。狸坂同様、途中まで急な勾配で、終わりかけが緩やかな坂となっている。狐が時々人を化かしたといい、先ほどの狸坂に対抗して、狐坂にしたという説あり。

どちらもいきなり急勾配の坂が出現します。これが「狸」「狐」に化かされる、ということでしょうか?

狸坂は始まっていますが、下っている感じは全くしません。
狸坂の入口、日本最初の鉄筋コンクリート高架鉄道の設計者の阿部美樹志の旧邸宅。美しい意匠。
坂の先、が見えません。あれ?↓
急に現れる坂!上る人は大変そうです。
地層のようなデザイン。急な勾配を見せつけて楽しんでいるようにしか思えません。
狸坂を下り切ったところ。左斜め前が狐坂です。
狐坂スタート!勾配は突然急になります。
地層のようなデザイン、パート2。
中華人民共和国大使館邸のあったりから、緩やかな坂になります。
住所東京都港区元麻布3丁目13−11~港区元麻布3丁目5 Googleマップ

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12:30 | H:【麻布・六本木の坂③】内田坂~六本木さくら坂

内田坂は、高低差20m,平均斜度3.8度、川のようにうねった、やや急な坂。坂を下った先にある都立六本木高校が、江戸時代に内田豊後守の屋敷であったことから命名されたもの。坂を下る手前、明治天皇の忠臣、乃木希典大将の生誕地の碑がある。子どもの賑やかな声が楽しそうなさくら坂公園の端にあるのがなんとも微笑ましい。坂が始まると、六本木高校を周り込むようにぐるっと下っていく。

下り切ったところから始まる六本木さくら坂。北、途中から西方面へ、ずらりとソメイヨシノが植えられている緩やかな坂。桜の時期の美しさはもちろん、新緑の季節の眩しさが目に優しい坂と言える。

乃木希典大将の生誕地の碑と、さくら坂公園。
内田坂の下りはじめ。味のある建物が並びます。スピード注意!
左にぐるりとカーブしていきます。
六本木高校の壁のコンクリをみると、ゆるやかに真っすぐ下っていくのがわかりますね。
内田坂を下り切ると、今度は北へ向かって六本木さくら坂が始まります。
左右には桜並木が。実は、ソメイヨシノ以外に、コナラ・アラカシ・イチョウなんかも多いのです。
先ほど乃木大将の生誕の碑を見たさくら坂公園。ぐるりと回って、今度は見上げます。
上り切ったところ、どーんとそびえる六本木ヒルズ。
住所東京都港区六本木6丁目16−44~港区元麻布3丁目10−23~港区六本木6丁目10−3
Googleマップ

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12:40 | H:六本木住民の心のオアシス 毛利庭園

歴史は古く1650年、初代長府藩主(現在の山口県下関市長府)毛利秀元がここに上屋敷を設けたのが始まり。明治幕末に幕府から江戸藩邸を没収された後、1919(大正8)年には「乃木大将生誕の地」として、1943(昭和18)年には「毛利甲斐守邸跡」としてそれぞれ旧跡に指定。その後は、ニッカウヰスキーの工場⇒東映撮影所⇒テレビ朝日と所有者が変わりながらも日本庭園をの佇まいを維持、「毛利庭園」と名付けられ今に至る。
六本木ヒルズの足元に静かに佇む緑豊かな日本庭園。大きな池、渓流もあり、周辺のオフィスに勤める人々のランチタイム場所になっていた。

インバウンドの方の観光先として賑わっていましたよ!

「Kin no Kokoro」カップルがこのオブジェの前で写真撮影してました。
本格的な回遊式日本庭園。テレビ朝日のお天気予報でよく登場しますね。
本格的日本庭園と六本木ヒルズのコントラストがすごい。
住所東京都港区六本木6丁目10−1 Googleマップ
TEL03-6406-6000
営業時間いつでも入園可能
定休日なし

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Bitly
お散歩案内人プロフィール
街歩きを愛する夫婦

東京下町生まれの夫と、東京在住20年を超える妻。デート代節約のため散歩デートを繰り返すうちに、いつの間に街歩きマニアに。東京23区の散歩コース紹介サイト「明日どこいく?」運営。実際に歩いて作成した散歩コースは100以上。特に好きなジャンルは、御朱印・商店街・建築・庭園・食べ歩き。東京シティガイド検定ゴールドバッジ保有。

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