コース概要
台東区~中央区、隅田川沿い中心に、古くから下町を鎮守する8つの神社「下町八福神」を巡るコース。全てお参りすれば「八方除け・八方開き」とにかく縁起が良い事間違いなし!是非歩いてみてください。
【所要時間:約4時間】
【お勧めの曜日:曜日はいつでも。但し、第六天榊神社は、授与品対応頂ける時間帯を要確認】
「東京下町八福神参り」の基本情報です。
〇まず、授与品(祝扇・八福守の袋・色紙)を手に入れましょう。
〇授与品は、どの神社でも手に入るので、お好きな神社からお参りをスタートできます。
私たちは今回、住吉神社からスタートし、色紙&八福守を集めるお参りをしました。
〇色紙は1枚400円。そこに押印いただく御朱印は1社あたり200円です。
〇八福守の袋も400円。御内府(袋に入れていくお守りの中身)は1社あたり200円です。
〇年末年始に限らず、いつの時期でもお参り可能です。
〇詳しくは、オフィシャルHPをご参照ください。
- 12:00A:月島駅から出発
(移動:徒歩7分)
- 12:10
(移動:徒歩25分)
- 12:40
(移動:徒歩7分)
- 12:55
(移動:徒歩25分)
- 13:30
(移動:徒歩35分)
- 14:15
(移動:徒歩20分)
- 14:45
(移動:徒歩12分)
- 15:10
(移動:徒歩20分)
- 15:40
(移動:徒歩10分)
- 16:00J:上野駅に到着
今日もお疲れ様でした。
コース詳細
12:10 | B:八福神①住吉神社<交通安全>
1590年、大阪佃村の神主、平岡権大夫好次が佃村の住吉社の分神霊と共に江戸へ移住。その後、神功皇后、徳川家康公が祭神に加わり、住吉神社の歴史は始まった。祭りの様子は江戸後半には人気浮世絵絵師、歌川広重によって名所江戸百景として描かれている。現代では佃島だけでなく、月島、勝どき、豊海、晴海と東京湾を埋め立てた地域を氏子としており、海に関する守護神として信仰されている。
今回はこの住吉神社から八福神参りスタート。八福守の袋・色紙を購入。
佃島といえば佃煮。神社すぐ近くにある「天安本店」さんは創業180年の超老舗です。
定番の昆布、他にはえび、江戸風味(おかか)がお勧め。是非お立ち寄りを!
住所 | 中央区佃1丁目1−14 Googleマップ |
TEL | 03-3531-3500 |
営業時間 | 社務所 8:00~16:30 |
12:40 | C:八福神②水天宮<安産子授け>
都内の有名処では珍しい、森も土も持たない現代型の神社。1階はコンクリートで駐車場になっており、2階に鳥居、社がある。通りから整備された階段を登ると2016年に竣工した新しい社殿がすぐに見える。床は全て石、コンクリートで整備、エレベーターもばっちり。確かにこれなら、身重・子連れの方で来易い。
海運、漁業など水にまつわる信仰を集める久留米水天宮の分社。久留米藩主の有馬頼徳(1797 – 1844)が、三田赤羽の藩邸内に久留米水天宮を勧請したのが始まり。ただし東京では安産・子授け祈願で特に有名になっており、身重の女性や小さい子供を連れた家族連れが多く訪れる。
いつ行ってもお子さん連れのご家族の姿が多いです。社務所も、安産のお守り購入や祈願申込の方で溢れていました。
「下町八福神参りをしてまして」と申し出ると、今の時期はレアだったのか、御内府を探すのに手間取られてました。
住所 | 東京都中央区日本橋蛎殻町2丁目4−1 Googleマップ |
TEL | 03-3666-7195 |
営業時間 | 開門時間:7時~18時 神札所:8時~18時 |
12:55 | D:八福神③小網神社<強運厄除>
1466年創建。当時、この地域で疫病が流行る中、海上で網にかかった稲穂を持った網師を祀るよう夢でお告げを聞き、この漁師を小網稲荷大明神とし祀った。すると、たちまち疫病が治まったとされている。「小網」という地名は、この神社の名前にちなむもの。
この神社については、とにかく「強運」の逸話が多い。関東大震災の折、社殿は壊れたがご神体は無事だったとか、第二次世界大戦でもこの神社は空襲に遭わなかったとか、氏子の出征兵士は全員生還したなど。現代でも、この「強運厄除け」のご利益にあずかろうと沢山の参拝者が訪れる。
平日昼間にもかかわらず、大変な参拝者の数。来ていた方に「何かTVで特集されたのですか?何かの作品の聖地とか?」と伺ってしまいました。
「いや別に、強運厄除のご利益を求める人で、いつもこうですよ」とさらりと返される。失礼致しました。
住所 | 東京都中央区日本橋小網町16-23 Googleマップ |
TEL | 03-3668-1080 |
営業時間 | 午前9時から午後5時 |
13:30 | E:八福神④第六天榊神社<健康長寿>
創建は大変古く、日本武尊が創祀したという。110年頃ということか。創建当時からは第六天神宮と呼ばれていたが、明治に入り榊神社に改称。
ビルの谷間に、「榊神社」の名前の通り、ぽっかりとした緑ふれる空間が目印。国道の騒音から切り離された静かな空間が広がっている。日本武尊創祀の神社らしく、狛犬も筋骨隆々、強そうな感じ。
私たちが訪問したとき、神社に常駐している方がどなたもいませんでした。
社務所の前を数分うろうろしていたら、神社の方が外出から戻られました。どうやら、常に社務所にいらっしゃるというわけではなさそうです。
授与品対応いただける方が社務所にいる時間帯を、事前に確認したほうがよさそうですね。
住所 | 東京都台東区蔵前1丁目4−3 Googleマップ |
TEL | 03-3851-1514 |
営業時間 | 9時から16時まで |
14:15 | F:八福神⑤今戸神社<縁結び>
1063年、平安時代の超絶強い武人、源頼義とその息子義家が創建したといわれている。その後の震災や戦争のたびに再建され続け、長く地域の方に愛されている神社。
江戸時代、今戸焼の猫の置物が浅草で評判となったことから、「招き猫発祥の地」と名乗る。また、伊弉諾尊・伊弉冉尊の夫婦の神を祀っており、縁結びのご利益があるともアピールされている。そんな招き猫・縁結びのご利益の評判を聞きつけ、多くの参拝者がそのご利益にあずかろうと訪問するようになった。
とにかく猫だらけ!置物の猫はいつでも見られますが、ふらりと現れる猫の「ナミちゃん」に会えたらラッキーですよ。
住所 | 東京都台東区今戸1丁目5−22 Googleマップ |
TEL | 03-38722703 |
営業時間 | 社務所 9:00~16:00 |
14:45 | G:八福神⑥鷲神社<商売繁盛>
創建は不詳だが、少なくとも江戸時代中期から「酉の市」が有名であった。通称「おとりさま」と呼ばれる神社。鷲が商売繁盛に神徳の高い神様となったのも、熊手を開運・商売繁昌のお守りとしたのも、もとをたどると日本武尊に由来するものであり、そういう意味では、酉の市は大変古くからのお祭りということになる。
酉の市の初酉(一の酉)に訪問。毎年11月に開催されていた酉の市は、コロナ禍もあり2020・2021年は開催されず。今年、入場制限なしで開催されたこともあってか、大変な賑わい。周りでは、熊手御守の商いが成立し、売り子と客の手締めの掛け声と三本締めが境内に響き渡る。「家内安全、商売繁盛! いょーおっ!」コロナ禍以前の活気が、少しずつ戻ってきているようすが伺える。
酉の市を訪問するのは実は初めて。今回、店主さんに色々教えて頂きながら初熊手を購入しました。買ったらすぐに袋にしまわないで、周りの運をかき込むんでから帰るんだよ、とか。
初心者価格の熊手しか買えませんでしたが、いつか、一番上の方に飾ってある大熊手を買って街を練り歩きたいものです。
住所 | 東京都台東区千束3丁目18−7 Googleマップ |
TEL | 03-38761515 |
営業時間 | 9:00~16:00 |
15:10 | H:八福神⑦小野照崎神社<学問芸能>
852年創建。平安初期有数の歌人であり、百人一首にも選ばれた小野篁を祀る(百人一首では「参議篁」として収録)。小野篁は、和歌以外にも、漢詩・文才・絵も上手く、法律家でもあり国の要職も務めたという、文才に溢れた超頭の良い人。「学問・芸能・仕事の神様」として、芸人や音楽家、 芸術家たちがご利益をあずかりにこの神社に訪れる。
<小野篁の頭の良さがわかる言葉遊びエピソード> 平安、嵯峨天皇の時代、内裏に「無悪善」と書かれた立て札が建てられた。「これはどういう意味だ?」と問う嵯峨天皇に、小野篁は一言、『悪さが無ければ、善い、ですね』 これは、「悪・嵯峨・なければ・よい」つまり「悪い嵯峨天皇はいない方がよい」と読んだということ。 こんなにサラリと解けるということは、さては小野篁が立て札を立てたな!と怒った嵯峨天皇は、ではこれが読めるか?と挑戦状を出す。「子子子子子子子子子子子子」 小野篁は『ねこのここねこ、ししのここじし(猫の子仔猫、獅子の子仔獅子)』とたちどころに読んだため、天皇の怒りが解けたという。
天皇を目の前にしてハートが強かった人だったんですね。現代でも、ステージに立つ人には必要な才能です。
住所 | 東京都台東区下谷2丁目13-14 Googleマップ |
TEL | 03-3872-5514 |
営業時間 | 9時〜16時 |
15:40 | I:八福神⑧下谷神社<家内安全>
730年(奈良時代)に創建された、都内最古の稲荷神社。当初は上野公園の位置に鎮座していたが、移転を繰り返し、関東大震災で社殿を焼失した1928(昭和3)年、現在の場所に移転。その際、社殿の天井に立派な絵を飾りたい、という氏子の願いを受け、横山大観に龍の拝殿天井絵を描いてもらったそう。
江戸における寄席発祥の地としても有名。もともと落語は、身分の高い方の前で一対一で話をしていたものだった。1798年、初代三笑亭可楽が、神社境内で入場料を取って一般客向けに落語を聞かせたことが寄席興行の始まりと言われている。
お酒が大好きだった横山大観は、天井画の完成後、代金の代わりに大宴会を要求した、という楽しいエピソードが残っています。
住所 | 東京都台東区東上野3丁目29−8 Googleマップ |
TEL | 03-3831-1488 |
営業時間 | 9時~16時 |
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