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品川で大人の社会科見学を体験 昼さんぽコース

#港区#博物館・美術館
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コース概要

品川駅の東エリアで、企業・大学等が開設している博物館を歩いて巡ります。文具のショールームや鯨の全身骨格標本を見学し、宅急便・カメラレンズの歴史、東京の食肉市場の施設のお勉強など。いずれの施設も入館無料!絶品海鮮丼のお昼付きの大人の社会科見学、是非楽しんでください。

【所要時間:約5時間(見学・カフェでの一休み込み)】
【お勧めの曜日:火・水・木・金】
 ※東京海洋大学マリンサイエンスミュージアムは、見学希望前日14時までにメールで要予約⇒HPはこちら
【お勧めの時期:いつでも!】

Bitly

コース詳細

11:50 | B:浜焼酒場いちかわの絶品海鮮丼で腹ごしらえ

品川駅の港南口、繁華街の中にある新鮮な海鮮がウリの居酒屋。今回の訪問のお目当ては、平日ランチのみに登場する絶品海鮮丼。席に着くと、既に海苔と納豆がセッティングされている。海鮮丼が来る前にこちらを食べ始めてもよいのだが、今はぐっと我慢。注文してから5分程度で海鮮丼が到着。これで950円というのは、本当に大丈夫?訪問時のネタは、カンパチ・水タコ(北海ダコ)・ハラミ・ホタテ・鮪・エビ。全てが厚切り・ぷりぷり。特に、北海ダコ・ホタテの甘いこと!素晴らしい。食べ進め、少しネタが残っている段階で、取っておいた海苔・納豆と、温泉卵をぶっかけて、海鮮バクダン丼にするのも美味。

このあと入店した女子の6人組グループは、皆さん海鮮丼を注文。おじ様たちには、鮭塩焼定食が沢山売れていたようです。こちらも美味しそうでした。じゅる。

細すぎる路地をクネクネと抜けていくと到着。お店のすぐ前が別のお店なので、うまく写真が撮れません。
全席に、既に海苔・納豆がセッティング済み。この後、ランチ時間を迎え、怒涛の入店ラッシュが始まります。
これで、品川駅前で、950円!破格でしょ!塩だれがかかった冷奴もなかなか美味しかった。
狭い路地に、どんどん人が吸い込まれていく。通だけが知っている名店がこの先にあります。
住所東京都港区港南2丁目2−5 Googleマップ
TEL03-5781-8377
営業時間<ランチ>月~金→11:30~14:00
<ディナー>月〜木・土・日・祝→15:00~24:00 金→15:00〜深夜1:00
定休日なし

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12:20 | C:コクヨ製の文具・家具のショールーム THE CAMPUSを見学

近年、コクヨの品川オフィスの1階を改装。南側の部分を「働く・暮らすの実験場」を掲げる「THE CAMPUS(ザ・キャンパス)」として一般開放している。コクヨ製の文具はもちろん、机・椅子のショールームにもなっており、自由に座って試してみることが可能。もちろん購入も可能なので、文具好きにはたまらない場所。店員さん曰く、これらの家具に自由に座って、自分のパソコンを持ち込んで仕事をする一般客もいるとのこと。中にはカフェ「COFFEE STAND .OTTEN(エッテン)」まであり、飲み物だけを買いに来ていたお子さん連れもいた。

美味しいコーヒーを飲みながら、コクヨの家具に囲まれて、素敵な文具を使いながら仕事すると、何やら良いアイデアが出そうな雰囲気。

入口は少々分かりづらいですが、一般開放している文具・家具のショールームとなっています。
THE CAMPUSのオリジナルグッズも販売。お洒落ですなあ~。
椅子だけでこんなに種類があります。全て、座ってお試し可能。こんな素敵な椅子で仕事してみたい。
しゅくだいやる気ペン、ですと?!こういうの、小学生の時に欲しかった~!
店内には、目的別文具のパッケージがレンタルできるようになっている。アイデア出しに役立ちそうですね。
住所東京都港区港南1丁目8−35 コクヨ東京品川オフィス Googleマップ
TEL0120-201-594
営業時間10時~19時30分
定休日土曜・日曜・祝日

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13:00 | D:東京湾の発展を支えた蒸気船 第一芝浦丸を見学

大正15(1926)年建造。関東大震災の復興を機に東京の港を整備するために使用された。埋め立てに使う土砂を運ぶための船、を引くための船(タグボート)。大変な馬力を誇った船であり、昭和49(1974)年に港の整備が完了し、廃船となった後、その功績をたたえ現在の場所に保存・屋外展示されている。流石に、船の上に乗って中を見学することはできないが、この時代に作られた船を、ここまで保存状態良く間近で(しかもいつでも)観察できるのはこの場所くらい。

貴重な機会なので、じっくり、まじまじと観察してみましょう!

黒い船体と赤い船底のコントラストが美しい。頭上に通る東京モノレールと共にパシャリ。
煙突には、東京都の旧章が残っています。東京の為に仕事していたんだぜ!という感じです。
船の横には丁寧な説明の看板も。
プロペラ部分だけ掘り下げられていました。こんなに目の前でプロペラ見る事ってないので貴重な機会でした。
住所東京都港区港南3丁目9 Googleマップ

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13:30 | E:日本の遠洋漁業の発展に寄与 練習船雲鷹丸

「うんようまる」。東京海洋大学の前身「農商務省水産講習所」の第2代練習船。初代練習船が難破したことにより、明治42(1909)年に建造され、昭和4(1929)年まで就航。捕鯨実習をはじめ、漁業調査、学生実習、漁撈技術・漁具開発等を行った。製造当時、海でブイブイ言わせていたバーク型米国式捕鯨船(最後尾のマストに縦帆・他のマストには横帆)を型どった船。そんな美しい姿で、遠くカムチャッカ漁へ出かけていたという。「漁業の発展に貢献した現存する最古の国産鋼船」としてふね遺産に認定。また、バーク型米国式捕鯨船を型どった船としては現存する最後の一隻であり、貴重な海事史資料としての価値が認められ、1998年に国登録有形文化財に指定。

関東大震災(1923年)時は月島に停泊していたので、付近にいた市民の救助活動にも活躍したんですって!

東京海洋大学の横を走る東京モノレールや、首都高羽田線の車窓、天王洲運河の散策路からも外観見学できます。
東京海洋大学「マリンサイエンスミュージアム」の館内には、帆を掛けた姿が見られます。
ふね遺産にも指定された貴重な船。
漁獲物処理では船上でのカニ缶詰製造に成功し、後の大型蟹工船の先駆けとなったそうです。
住所東京都港区港南4丁目5−7 Googleマップ
営業時間東京海洋大学の開門時間に準ずる

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13:40 | F:東京海洋大学マリンサイエンスミュージアム 鯨の骨格標本に驚く

博物館の創立は1902年、東京海洋大学の前身である農商務省水産講習所の標本室に遡る。関東大震災・第二次大戦の敗戦により焼失・破損紛失を経ながらも、脈々と受け継がれてきた沢山の海の生き物の剥製標本がずらり。素人目にも素晴らしいと感じたのが、約100点も所蔵されている鳥類の剥製標本。注目は、日本の最東端、南鳥島の海鳥の剥製で、ミュージアム内でも最古の標本でもある。絶滅してしまった国産トキの標本など、見どころたくさん。

ミュージアムの隣にある鯨ギャラリーには、セミクジラとコククジラの全身骨格を展示。セミクジラの骨格標本は世界最大級の大きさ、コククジラのおとなのメスの標本は世界でここだけの展示ということがウリ。骨格の下にスポッと入ると、その大きさにただただ驚かされる。人間って小さいんだなあ、と実感。

ミュージアムは、見学希望前日14時までに、メールで予約が必要です。HPはこちら

マリンサイエンスミュージアム本館
東京海洋大学の研究者たちのPVが流れています。さかなクンはこの大学の名誉博士・客員准教授です。
2階の標本展示エリアは撮影禁止。階段下には、マッコウクジラの下あごの骨。1階分の大きさ、ってことですね。
鯨ギャラリー:コククジラの骨格標本。迫力抜群。
セミクジラの骨格の下にスポッと入ってみる。あまりの大きさに、口があんぐり開いてしまいます。
住所東京都港区港南4丁目5−7 Googleマップ
TEL03-5463-0430
営業時間午前の回 10:00〜12:00 午後の回 13:30~15:30
定休日ミュージアム本館:土日/鯨ギャラリー:日曜

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14:20 | G:宅急便の今昔を訪ねて クロネコヤマトミュージアム

宅急便でおなじみ、ヤマトグループの創業100周年を記念して2019年に開館。エスカレーターで2階にあがり、受付で見学の旨伝えると、エレベーターで6階へ。スロープをぐるぐると回りながら降りて見学していく。創業者・小倉康臣が銀座で興したトラック輸送の背景、個人間の小口荷物の配達に着目し、日本初の定期路線を始めたきっかけなどが、当時の貴重な資料などをもとにわかりやすく展示されている。時代の変化に乗り遅れたり、古い体制・新しいことに挑戦しない「危ない会社」として本に取り上げられたことなど、会社の黒い歴史まで細かに展示され、それを乗り越えてきた経緯まで語られていたのが大変興味深い。

2階受付の先にある喫茶店「スワンカフェ」では、ヤマトミュージアム内限定のどら焼きなどもあり、ほっこりできるのでお勧めですよ。

入口はこちら。まずはエスカレータで2階へのぼりましょう。
ミュージアムの構造は、建物外周のスロープを活用。人が歩くスロープの上下はトラックが走っています。
制服の変遷。定期便を取りに会社に来ていたお兄さんは、3代目の服装だったなあ、としみじみ。
ヤマトのトラックにも乗れちゃいます。内部は、私が立って歩けるほどの高い天井。
スワンカフェ。木を多用した店内でみなさん落ち着いて過ごしています。
運河を見ながらクロネコ柄のどら焼きをパクリ。天空のコーヒーはすっきり後味、どら焼きと合う~。
住所東京都港区港南2丁目13−26 Googleマップ
TEL03-6756-7222
営業時間10:00〜17:00 最終16:30まで
定休日月曜

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15:20 | H:ニコンミュージアムでレンズの奥深さを知る

1917年創業のニコンが、創業100周年を前に2015年に開館したミュージアム。ニコンの歴代製品と、ニコンのレンズの技術を活用した技術の展示など、ワンフロアの広さに大変密度の濃い展示内容。初代から2023年最新モデルまで、カメラの形態の変遷をずらーり並べている展示は圧巻の一言。世界最長焦点距離のズームレンズの展示などもあり、カメラ好きにとっては垂涎もののレアなカメラも見られるので必見。カメラだけでなく、測定器などの産業関連機器、顕微鏡などの機器にも使用されるニコンのレンズの素晴らしさを、余すところなく味わうことができる。

子ども向けの展示もあり、理系脳ではないなおごんず(妻)でもなんとか理解できる内容だったのが救いでした。

品川インターシティのC棟の2階へ。ニコン本社の受付の横にミュージアム入口があります。
ニコンのレンズにも使用される光学ガラスの原点。美しい、の一言。
ニコンのカメラの始まり。ニコンのレンズを搭載した日本初の小型高級カメラ「セイキキャノン」
どやあ~と並んだ歴代のカメラ。カメラマニアでなくてもわかる、その凄さ。
最新のニコンの主力ラインナップ「Zシリーズ」カワセミ撮影スポットに行くと、このバズーカカメラをよく見ます。
凹凸レンズの仕組みをわかりやすく説明されているコーナー。これなら私でも何とか理解できる、かも。
ニコンのレンズの凄さは顕微鏡の世界でも機能発揮。未来技術遺産の登録技術。
住所東京都港区港南2丁目15−3 品川インターシティC棟 2F Googleマップ
TEL03-6433-3900
営業時間10:00〜17:00 最終16:30まで 
定休日日・月

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16:00 | I:お肉の情報館 食肉市場の役割の大切さをお勉強

東京都中央卸売市場食肉市場で毎日行われている「と場」「市場取引」の役割を詳しく説明している博物館。この市場には、毎日全国からたくさんの牛・豚が集まり、建物内で枝肉(半身の状態)に加工されて(「と場」の機能)、取引されている(「市場」の機能)。ちなみに、ここでの取引価格は全国の価格の目安となっている。特に、と場に関する説明は詳しく展示されており、いかに高度な技術をもって丁寧・安全に解体処理されているかが理解できる。館内では、牛を気絶させて、血を抜いたり内臓を検査したり半身にしたり、という一連の作業が映像で流れているので驚く人も多いと思うが、解体作業の映像は是非見てほしい。

解体作業の映像を見ると、毎日美味しく牛肉・豚肉を頂けているということは、この場所での作業が不可欠なのだな、命を頂いているのだな、と実感できます。

市場の中にお肉の情報館がある。隣には、解体処理で出た血液が混じった水を処理する水処理センターもある。
館内は写真撮影厳禁とのこと。牛と豚の解体作業に使うハンマーやナイフなども展示されている。 
住所東京都港区港南2丁目7−19 中央卸売市場食肉市場 センタービル6F Googleマップ
TEL03-5479-0651
営業時間10:00〜18:00
定休日土・日曜

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Bitly
お散歩案内人プロフィール
街歩きを愛する夫婦

東京下町生まれの夫と、東京在住20年を超える妻。デート代節約のため散歩デートを繰り返すうちに、いつの間に街歩きマニアに。東京23区の散歩コース紹介サイト「明日どこいく?」運営。実際に歩いて作成した散歩コースは100以上。特に好きなジャンルは、御朱印・商店街・建築・庭園・食べ歩き。東京シティガイド検定ゴールドバッジ保有。

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