【Click!】街歩きガイド はじめました【Click!】

上野の江戸時代重要文化財をストイックに周る 昼さんぽコース

#御朱印#台東区
なおごんずをフォローする

コース概要

上野駅から出発し、上野公園周辺の江戸時代の重要文化財の建物を5つ巡るコースです。内訳は寛永寺4つ、東照宮1つ。戦禍を免れた江戸からの貴重な建物はどれも個性的。また道中には近現代の重要文化財もたっぷり。文化財漬けの2時間を過ごしてみませんか。

【所要時間:約2時間】
【お勧めの曜日:いつでもOK】

https://amzn.to/3vyt0nC
SCHEDULE

コース詳細

13:40 | B:江戸重文①ばっちり舞台もあります 寛永寺 清水観音堂

京都の清水寺をリスペクトして1631年に造られた観音堂。上野の山に現存する最も古い建造物とされる。上野公園から細い道を抜けていくと朱色のお堂がある。本家と比べるとスケールダウン感は否めないものの、見える景色はなかなかなもの。

浮世絵ファンであれば、舞台上から見える「月の松」にも注目したい。広重の名作、名所江戸百景の2枚に丸い松が描かれている。

ああ。広重の名所江戸百景、一枚でいいから欲しい。

お願いだから、江戸自慢三十六興で我慢してください。

舞台の中央に丸い輪になった松が見える。これが月の松。
(文化庁HPより)広重の江戸名所百景・上野清水堂不忍池、同じ松が見える
公園から清水観音堂へ入るアプローチ。風情たっぷり。
階段を登ると清水の舞台がある
御朱印、授与物などはお堂内にて
紅葉の季節なのでなかなかの景色です
清水堂の御朱印
住所台東区上野公園1丁目29 Googleマップ
TEL03-3821-4749
営業時間9時~16時
定休日なし

>>コース概要に戻る

14:10 | C:江戸重文②豪華絢爛 上野東照宮

徳川家康、徳川吉宗、徳川慶喜を祀る神社。1627年に創建され、1651年に徳川家光が大幅に社殿を改築。それが現在まで残っている。金箔と装飾がふんだんに使われている豪華絢爛な社殿は必見。ぱっと見古いかが分からないが、東京に残る建物の中でも相当に古い部類に入る。家康が祭神であることから、強運・出世・勝利の御利益にあやかる人々で賑わう。

もう一つの見どころは参道にある巨大な50基の銅の灯篭。こちらも重要文化財に指定されている。

また家康が狸?だったからか、狸像をご神体とした栄誉権現社もある。大変失礼ながら可愛らしい丸い狸様がいらっしゃるので、他を抜く(=たぬき)事を目指す人は是非参拝しよう。

23区内最古の木造建築 円融寺釈迦堂を見に行く 学芸大学~祐天寺 さんぽコース
学芸大学駅から、祐天寺駅まで歩くコース。目玉は23区内で最古の木造建築がある円融寺。なんと約600年前の建物。他には街中華の名店「二葉」や大人気のコーヒー店「神乃珈琲」、祐天寺の地名になった「祐天寺」にも立ち寄ります。東京の誇る木造建築、是非一度見てください。

拝観料500円を払うと金ピカの社殿や狸像を見ることができます。神社好き、建物好きの方はきちんと投資しましょう。

唐門。無料で参拝できるのはここまで。
唐門の奥にある拝殿。透かし彫りの彫刻がすごい。
巨大な銅灯篭
灯りの奥にいるのが狸の木像
入口にある東照宮第一売店。中でお食事もできます。
上野東照宮の御朱印
住所台東区上野公園9−88 Googleマップ
TEL03-3822-3455
営業時間9時~16時半
定休日なし

>>コース概要に戻る

14:40 | D:江戸重文③動物園の中の重文 旧寛永寺五重塔

現在では上野動物園の中にある旧寛永寺五重塔。東照宮の参道脇に立っている。実は、偶然ではなく、神仏混淆の時代には東照宮に属していた塔であり、正面は東照宮の参道側五重塔のために動物園のチケットを買うのは現実的ではないため、参道の柵越しに見てしまうと良いだろう。

現在の塔は土井利勝により1639年に建てられたもの。土井は2代将軍秀忠の時代に幕府の最高権力者として権勢を誇った人物。とはいえ私財だとすれば凄い額になりそう。気になる。

昔から動物園の中に塔があるのは知っていたのですが、重文だったとは。今回初めて知りました。

住所台東区上野公園9−88 Googleマップ

>>コース概要に戻る

15:00 | E:中の秘仏は平安時代の作(重文) 寛永寺

天台宗関東総本山、寛永寺。もちろん本家は比叡山。徳川将軍15人のうち6名が眠る寺でもある。寺の全盛期は江戸時代後期で、現在の上野公園全域だけでなくその周囲までもが寺の境内であったとされる、江戸を代表する名刹。その後、上野戦争と東京大空襲で多くの建物を焼失したが、戦禍を免れた清水観音堂、厳有院霊廟、常憲院霊廟、旧寛永寺五重塔、旧本坊表門、の5つが重要文化財に指定されている。なお本堂(=根本中堂)も登録有形文化財に登録されており、力強い木の柱が特徴的。

通常は重文は一カ所に固まっているものですが、寛永寺の重文は上野公園内に広く散らばっています。つまりは想像も付かないほど広い境内を江戸時代には持っていた、ということですね。

根本中堂。個人的に好きな建物。
根本中堂周辺の境内の様子
住所台東区上野桜木1丁目14−11 Googleマップ
TEL03-3821-4440
営業時間10時~16時
営業日なし

>>コース概要に戻る

15:15 | F:江戸重文④5代徳川綱吉の霊廟 寛永寺 常憲院霊廟勅額門

5代将軍、徳川綱吉の霊廟。現存する門からも分かるように、かなり豪華な造りであったらしいが、東京大空襲により大半を焼失。免れたもののうち、勅額門、水盤舎(手水舎)が重要文化財に指定されている。一般見学可能なのは勅額門の外側からのみ。朱色の門には上部に金の装飾がされ、葵の御紋があしらわれている。

重厚感のある屋根と、屋根の曲線が美しいです。

住所台東区上野桜木1丁目16−15付近 Googleマップ

>>コース概要に戻る

15:20 | G:江戸重文⑤4代徳川家綱の霊廟 寛永寺 厳有院霊廟勅額門

4代将軍、徳川家綱の霊廟。現存する門(1685年建立)からも分かるように、かなり豪華な造りであったらしい。しかし常憲院霊廟勅額門と同様、東京大空襲により大半を焼失。免れたもののうち、勅額門、水盤舎(手水舎)が重要文化財に指定されている。勅額門は左右に霊廟内が見えるような幾何学模様の細工があるのが特徴的。

常憲院霊廟勅額門と、屋根の形は似ていますね。

住所台東区上野桜木1丁目16−15付近 Googleマップ

>>コース概要に戻る

https://amzn.to/3vyt0nC
お散歩案内人プロフィール
街歩きを愛する夫婦

東京下町生まれの夫と、東京在住20年を超える妻。デート代節約のため散歩デートを繰り返すうちに、いつの間に街歩きマニアに。東京23区の散歩コース紹介サイト「明日どこいく?」運営。実際に歩いて作成した散歩コースは100以上。特に好きなジャンルは、御朱印・商店街・建築・庭園・食べ歩き。東京シティガイド検定ゴールドバッジ保有。

なおごんずをフォローする
明日どこいく?(あすどこ・明日どこ)

コメント

タイトルとURLをコピーしました