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池袋の素敵な近現代建築を巡る 昼さんぽコース

#レトロ建物探訪#現代建物探訪#豊島区
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コース概要

池袋には、近現代の素晴らしい建築物が多くあることはご存じでしたか?私の独断と偏見で、池袋の東口~西口・北口をぐるりと巡る、建築物探訪コースを作りました。途中、立教大学すぐ隣の食堂の絶品ランチも食します。是非、歩いてみてください。

【所要時間:約3時間】
【お勧めの曜日:月以外(ただし、自由学園明日館は見学可能な日程を要事前確認)】

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コース詳細

恥ずかしながら、建築についてはど素人で、建築に関する専門的な解説は難しいです。是非、温かい目で見守っていただけますと大変嬉しいです。

11:05 | B:としまエコミューゼタウン 屋上庭園「豊島の森」で癒されよう

豊島区役所庁舎とタワーマンションが一体となった複合施設。新国立競技場を設計した隈研吾が設計協力者として参加。プロジェクトでは「自然と建物の共存」をコンセプトとして、外装・内装含めた建物を「大きな木」のようなイメージでデザイン。緑化パネル・太陽光発電パネル・ガラス・木のパネルで覆い、見た目にも環境にも優しい建物となっている。10階の庁舎部分屋上には「豊島の森」と名付けた屋上庭園が広がる。

たくさんの緑・小川まで流れていて、近隣の小学校の自然教育もここで行うそうです。

10階までの庁舎部分全体が、木に囲まれている雰囲気
庁舎内部。真っすぐな数本の木を使っており、目線が思わず上がる。天井からは光が降り注ぐ。
「豊島の森」と名付けられた屋上庭園。ここ、10階ですよね?と驚かされるほどの緑の量。
木枠・窓枠などで建物の外側を覆うデザイン。
住所東京都豊島区南池袋2丁目45−4 Googleマップ
TEL(豊島区役所)03-3981-1111
営業時間(豊島の森開園時間)
2~6月、9・10月:午前9時から午後5時まで
7・8月:午前9時から午後7時まで
11~1月:午前9時から午後4時まで
定休日祝日・年末年始

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11:25 | C:カラフルな色合いが塗料メーカーらしい 武蔵塗料グリックビル

武蔵塗料は、1958年創業、プラスチック塗料に特化した特殊塗料のメーカー。自動車、携帯電話、家電、パソコンなど、商品に応じた特長を持った塗料を提供。その本社ビルは、SAKO建築設計工社が設計、日本空間デザイン賞2022入賞も果たした、その名も”東京バーティカルレインボー”。高いビルに周りを挟まれても、色とりどりのファザードが非常に色鮮やかで、とにかく目立つ。

「東池袋のあのカラフルなビル」といえばおそらくすぐ分かるであろうデザインに仕上げてますね。これぞ塗料メーカーの本社!

虹色のビルって初めて見ました。隣のビルにもきれいな色が映っています。
薄いガラスに着色された綺麗な塗料が映えますねえ。
住所東京都豊島区南池袋2-30-16 グリックビル Googleマップ
TEL03-3985-8118

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11:35 | D:木と緑あふれた本堂ビル 仙行寺を参拝

江戸時代、元々は善行院と仙應院という二つのお寺であったが、1907(明治40)年に両寺が合併した。本堂ビルは、2018年、MOUNT FUJI ARCHTECTS STUDIOが設計した、縦に長い寺院。外装は、植物の緑と、桜をはじめとした様々な木の土台が素朴な雰囲気を醸し出し、その更に外側を銅製の網目で張り巡らせた独特なデザイン。1階の入口から木の天井の下を奥にまっすぐ進むと、一気に照明が暗くなり、その先のぼおっとした照明の中に、手彫り・木曽檜製の大仏像「池袋大仏」が安置されている。

池袋の少々ごちゃごちゃした雰囲気とは違い、一気にぴりっとした雰囲気が漂います。

お寺、という印象は、正直持てない。雰囲気が素敵な木のマンション、という感じ。
夜景モードで撮影しているのでなんとか見えていますが、一歩入口を入ると、相当暗いです。
垂れ幕の中にいらっしゃる池袋大仏。宙に浮いていることで、そのお姿がより神秘性が増す。
境内には、雑司が谷七福神の「福禄寿」も。一般的な福禄寿のお姿とは違い、通称「華の福禄寿」と呼ばれる可愛らしいお姿。
住所東京都豊島区南池袋2丁目20-4 Googleマップ
TEL03-3982-4566
営業時間9:00~17:00 ※授与時間内でも席をはずしている場合があります。

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12:00 | E:フランク・ロイド・ライトが設計した重文 自由学園明日館を見学

1921(大正10)年、羽仁もと子・吉一夫妻が創立した女学校、自由学園の校舎として、アメリカ人の世界的建築家、フランク・ロイド・ライトの設計により建設。「簡素な外形のなかにすぐれた思いを充たしめたい」という教育理念に共感し設計したというその校舎は、高さを抑え横に長くしたフォルム、窓・ドア等に幾何学的なデザインが多用されているのが特徴。ライトの初期の作風を示す典型的な建築として重要であるとされ、1997(平成9)年、重要文化財に指定。

ライトは、帝国ホテルのデザインの仕事と並行して、とても楽しそうに校舎の設計をしていたそうですよ。

校舎前面。人の高さと比較すると、意外と低いなあ、と感じました。
窓・ドアに、複雑に幾何学模様が施されているのがわかります。緑色が可愛らしい。
ホールの裏手、2階部分にある食堂。今は喫茶室として開放。斜めのアームで天井から吊る照明も、ライトによるデザイン。
ホール。ステンドグラスが高価であった時代に、幾何学模様で空間を素敵にデザイン。特注の椅子のデザインともリンク。
住所東京都豊島区西池袋2-31-3 Googleマップ
TEL03-3971-7535
営業時間10:00 ─ 16:00(15:30までの入館)
夜間見学日:毎月第3金曜日 18:00 ─ 21:00(20:30までの入館)
休日見学日:10:00 ─ 17:00(16:30までの入館)
 ※月1日程度、指定日のみ。詳細はHPを参照のこと
休館日月曜(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始
入館料見学のみ:¥500
喫茶付見学:¥800(ホールまたは食堂での、コーヒー・紅茶つき)
夜間見学:¥1200  ※中学生以下無料

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12:30 | F:セントポールの隣で学生に混じって名物ランチを食す

「セントポール」とは、すぐ隣にある立教大学の別名。立教大学のOBが「後輩に安くて美味いものを腹一杯食べさせたい」という思いで1978年に始めたお店。名物は「白いカツ丼」。鶏カツ3本に、とろろがかかっているので「白い」カツ丼。温玉・キムチ・醤油味のつゆととろろを混ぜて、カツに付けて食べると、ウマイ!そして税込768円!安い!最高です。

訪問日は土日でしたが、店内は学生だらけ。店内には立教大学の新聞や体育会のポスターが並ぶ、「立教生のための食堂」という印象です。

立教大学の隣だから「セントポールの隣り」
店内は学生だらけ。授業がある日以外にも立ち寄りたくなる、立教大学生の癒しの場。
白いカツ丼。温玉とキムチととろろって、合うんですね。家でもやってみよう。
店内には立教大学の体育会のポスターがずらり。
住所東京都豊島区西池袋3丁目33−17 東武サンライズマンション 味の十番街 Googleマップ
TEL03-3988-9098
営業時間11:30~22:30
定休日なし(年末年始のみ)

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13:00 | G:立教大学 レンガ造りの歴史的建造物を見学

立教大学の池袋キャンパス内、6つのレンガ造り建築物が東京都選定歴史的建造物に選ばれている。1918(大正7)年に竣工、ニューヨークの建築家マーフィー&ダナ建築事務所が設計を担当。イギリスのチューダーゴシック様式で”フランドル積み”というレンガの積み方が特徴の建物。1923(大正12)年の関東大震災で多少被害を受けたが、今もなお、立教大学のシンボル的存在でもある本館(モリス館)はじめ、2号館、3号館、礼拝堂、図書館旧館、第1食堂の6つが竣工時に近い姿をとどめている。

本館(モリス館):立教大学のシンボル。ツタが絡まる姿が美しい。
諸聖徒礼拝堂(チャペル):内部。高い天井に木造の梁が渡っているのがよく分かります。
旧図書館本館・新館(現:メーザーライブラリー記念館):前方にある本館のレンガ意匠に合わせ、後方の新館の下部分が作られた。
旧図書館新館:1960年、名建築家丹下健三の設計。上部分は、旧館のレンガ造りとは一味違う、反り返ったコンクリ部分が特徴的。
住所東京都豊島区西池袋3-34-1 Googleマップ
TEL(広報課)03-3985-2202

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13:25 | H:北池袋のデザインホテル hotel Siroの階段を見上げる

2020年7月、北池袋にオープンしたデザインホテル。マウントフジ アーキテクツ スタジオが設計。ホテル名の通り「白」を基調としたすっきりとしたホテル。何と言っても、その外観が特徴的。各階の外廊下から、池袋の街に向かって様々な形の階段が伸びる姿は、さながら白い木が伸びるような印象。

ホテルのコンセプトが何とも素敵だったので、HPから下に引用しました!

hotel Siroの白は、
西池袋という刺激的な都会の喧噪に光射す晴れ間。
シンプルでクリーンでクリエイティブな、一点の白。
自由な気に満ちた、旅のはじまりを象徴しています。

3組のデザイナーが手がけた、全室が異なる味わいをもつ客室を一歩出ると、
街に向かって設計された、のびやかな外階段。
見晴らしのいい最上階のグランピングスイートでは、街並の稜線を見渡しながら
都会のキャンプをお楽しみいただけます。
ここを起点に、新宿や渋谷や銀座へも。

あなたは知るでしょう。東京そのものに暮らす臨場感を。
hotel Siroでの滞在が、
いつものホテル宿泊にはない新しい気づきと、
特別な体験に満ちたものとなりますよう。
北池袋のラブホ街にあって、ラブホでない。ちょっと空気が違う空間。1~2階への階段には白いフクロウがお出迎え。
1階はカフェ「白梟」。店内ももちろん白いです。
住所東京都豊島区池袋2丁目12−12 Googleマップ
TEL03-5985-4686

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13:35 | I:西池袋のシンボル 東京芸術劇場を見学

1990年、芦原義信による設計。音楽専用の大ホール・2つの小ホール・演劇やダンスなどの公演を行うプレイハウスを備えた大規模な劇場。大ホールには、世界最大級のパイプオルガンを有することでも知られている。手前に突き出すガラス張りの中は吹き抜けとなっており、丸くくりぬかれたB1フロアから最上階のコンサートホールまで、順にエレベーターで上がりながらその全貌を見学することができる。

エスカレーターで上を見ながら口をあんぐり開けていると、2階で乗り換えが危険なので注意!

正面玄関。逆三角形に落ちるデザインが、西口公園の雰囲気を引き締めさせる。
1階から2階へエスカレーターで上がる。コンサートホール入口は、もう1回乗り換えが必要です。
2階からB1階を見下ろす。丸くくりぬかれた吹き抜けのデザインが、三角だらけのデザインの中で異質に見えます。
2000年放送の名作ドラマ『池袋ウエストゲートパーク』でも登場した池袋西口公園は、2019年劇場型公園へリニューアル。
住所東京都豊島区西池袋1丁目8−1Googleマップ
TEL03-5391-2111
受付時間9:00~22:00(休館日を除く)

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お散歩案内人プロフィール
街歩きを愛する夫婦

東京下町生まれの夫と、東京在住20年を超える妻。デート代節約のため散歩デートを繰り返すうちに、いつの間に街歩きマニアに。東京23区の散歩コース紹介サイト「明日どこいく?」運営。実際に歩いて作成した散歩コースは100以上。特に好きなジャンルは、御朱印・商店街・建築・庭園・食べ歩き。東京シティガイド検定ゴールドバッジ保有。

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