コース概要
都立大学駅から学芸大学駅の間、「目黒区碑文谷」と呼ばれる一帯を巡ります。鎌倉時代から続く歴史ある鎮守様を参拝し、「碑文谷」の名前の起こりを見学、23区内最古の木造建築を訪ね、教会の素晴らしい内装にウットリ。碑文谷の素晴らし建造物を味わい是非歩いてみてください。
【所要時間:約2.5時間】
【お勧めの曜日:水・木・金・土・日】
【お勧めの時期:いつでも!】
- 9:45A:都立大学駅から出発
(移動:徒歩13分)
- 10:00
(移動:徒歩6分)
- 10:35
(移動:徒歩8分)
- 11:00
(移動:徒歩6分)
- 11:30
(移動:徒歩15分)
- 12:00
(移動:徒歩10分)
- 12:20G:学芸大学駅へ到着
今日も一日お疲れ様でした。
コース詳細
10:00 | B:すずめのお宿緑地公園 280年以上前からある古民家を見学
目黒といえば「さんま」だが、昭和初期までの目黒には竹林が多く、良質のタケノコが取れていた。碑文谷のこの竹林には多くのすずめが住み着き、いつしか地域住民が「すずめのお宿」と呼ぶように。土地の所有者が亡くなり国に遺贈されていた土地を公園にして、現在も立派な竹林を保存している。その趣のある竹林に隣接して建つ古民家は、緑が丘で年寄を代々務めた旧家栗山家の主屋を40年前に移築したもの。移築に際し、法律の関係で茅葺きの上に銅板を張ることになったが、内部は江戸時代中期のまま、丁寧に保管維持。歴史的にも建築的にも見ごたえのある茅葺型銅板葺の古民家は必見。
管理人の方が懐中電灯で室内を照らしながら丁寧に解説してくださいました。ありがとうございました。
住所 | 東京都目黒区碑文谷3丁目11−22 Googleマップ |
TEL | 03-5722-9775 |
営業時間 | <古民家>9時30分~15時30分 |
定休日 | 月曜・火曜・年末年始 |
10:35 | C:「碑文谷」の名前の起こりの石碑がある碑文谷八幡宮
詳細な創建年代は不明だが、源頼朝の忠臣、畠山重忠の守護神を家来筋が祀ったのが起源。以来、旧碑文谷村の鎮守として、長い間この地域を護っている。社殿の横にある碑文石は、「碑文谷」の地名の起こりともされている。写真では見づらいが、碑の上部中央に大日如来、左に勢至菩薩、右に観音菩薩の梵字が刻まれており、神社の信仰の遺物として大切に保管されている。近くに流れていた呑川の川床に露出していた上総層群の砂岩から作られた石碑であり、おそらく室町時代のものと考えられ、歴史資料としても重要なものと言える。
畠山重忠といえば、清廉潔白な人柄で「坂東武士の鑑」と称されたイケメン。大河ドラマに登場して有名になりましたね!
住所 | 東京都目黒区碑文谷3丁目7−3 Googleマップ |
TEL | 03-3717-6412 |
11:00 | D:23区内最古の木造建築 円融寺
23区内で最古の木造建築である釈迦堂(重要文化財)を持つ。建立は室町時代中期(1393年-1466年)。厳密には、東京国立博物館構内の旧十輪院宝蔵が1200年前後の建立とされているが、これは奈良からの移築。よって、東京23区オリジナルとしては円融寺が最古、ということになる。
釈迦堂は唐様入母屋造で、正面から見て屋根の端が少し反り返っているのがチャームポイント。また銅製の屋根も維持されており、綺麗な緑青色をしている。一周ぐるりと見ることができるので、600年の歴史を堪能してほしい。
やっぱり円融寺といえば、歴史を持った建造物や鐘ですね。
住所 | 東京都目黒区碑文谷1丁目22−22 Googleマップ |
TEL | 03-3712-2098 |
営業時間 | 調査中 |
定休日 | なし |
11:30 | E:美しい室内装飾に仰天 カトリック碑文谷教会 (サレジオ教会)
1954(昭和29)年、「江戸のサンタ・マリア聖堂」として建立された、ロマネスク様式の大聖堂。「江戸のサンタ・マリア」とは、入口すぐの場所に飾られている絵「悲しみの聖母」のこと(レプリカ。本物は国宝として国立博物館に所蔵)。1708年、江戸時代に禁教下の日本に上陸し、江戸の切支丹屋敷に幽閉されて殉教したイタリア人宣教師が「悲しみの聖母」を持ち込んだとされている。小さい絵だがその美しさは一見の価値あり。
この教会のもう一つの見どころは、室内装飾+ステンドグラス。建立当初の教会内部は白壁だったという壁一面に描かれた幾何学模様が美しい。ジャコム・フェラーリというイタリア人修道士・芸術家が、一人で3年かけて仰向けになって描いたもの。ステンドグラスは左右の壁に大きく設けられており、光が差し込むと美しく輝く。荘厳な雰囲気の中で、じっくりとその美しさを堪能しよう。
教会としては珍しく、教会内部の写真撮影OKです。教会受付にお声かけくださいね。
住所 | 東京都目黒区碑文谷1丁目26−24 Googleマップ |
TEL | 03-3713-7624 |
営業時間 | ミサの時間以外ならOK (ミサ/月~金:早朝、金:10時半、日曜:7時・9時・10時半・18時) |
拝観料 | 無料 教会内の写真撮影希望の場合は受付に申し出ること |
12:00 | F:碑文谷公園で池とポニーを見て癒される
碑文谷公園の中心にある碑文谷池は、古くから水田灌漑用の貯水池として地域の方に大切に管理されていた。周辺が水田から住宅地に変わった現代も、碑文谷池の永久保存を目的に「碑文谷公園」として管理し、地域の方の憩いの場となっている。土日にもなると多くの方がボートで池に繰り出し、楽しそうに遊ぶ様子が見られる。また、園内にはこども動物広場があり、中学生以下無料で様々な動物に触れあうことができる。ウサギやモルモットの小動物の他、ポニー乗馬体験まで。大人は、残念ながら見守るだけになるが、厩舎の横から顔を出す馬と目で会話ができたり(?)と、癒しの時間が過ごせるのでお勧め。
ポニーと、目と目で会話するのも楽しい時間です。
住所 | 東京都目黒区碑文谷六丁目9番11号 Googleマップ |
TEL | 03-3714-1548 |
営業時間 | <ポニー見学>いつでも <公園内ポニー引き馬体験(中学生以下対象)> 午前10時~11時30分、午後1時30分~3時 |
定休日 | 月曜・祝日の翌日(月曜日が祝日と重なる場合は、その翌日以降直近の平日) 年末年始(12月28日から1月4日まで) |
料金 | 1人1回200円(当日ポニー舎で乗馬券を購入してください) |
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