コース概要
向島から浅草へ、浮世絵に描かれた江戸の名所を、現在の景色と比べつつ巡ります。今の季節、紅葉の名所となっているところもたくさん!江戸の町民も愛でていた紅葉を現代でも堪能しつつ、是非歩いてみてください。
【所要時間】約3時間
【お勧めの曜日】いつでも!
【お勧めの時期】11月下旬〜12月中旬
- 13:00A:東向島駅から出発
(移動:徒歩7分)
- 13:10
(移動:徒歩15分)
- 13:35
(移動:徒歩10分)
- 13:55
(移動:徒歩7分)
- 14:15
(移動:徒歩5分)
- 14:30
(移動:徒歩10分)
- 14:55
(移動:徒歩3分)
- 15:13H:山谷堀公園でサクラの紅葉と今戸焼のオブジェを愛でる
(移動:徒歩25分) - 15:50I:浅草駅に到着
今日も一日お疲れ様でした。
コース詳細
13:10 | B:向島百花園で花と紅葉のコラボを愛でる
1804年、骨董商の佐原鞠塢がもと「多賀屋敷」と呼ばれていた土地を入手し開園。1809年頃から「百花園」と呼ばれるようになった。江戸時代、劇作家や国学者、絵師や狂歌師までが集うサロンとして利用されており、その名残として園内にはたくさんの句碑が配置されている。早春の梅と秋の萩が特に有名だが、園主や集った文人たちにより沢山の野草が植えられている。今も昔も、季節ごとに訪問者の目を楽しませてくれる。
11月中旬時点では、ハゼやサクラ、イチョウの紅葉がだいぶ進んでいる。モミジは日当たりのよさそうな場所では赤く色づいているが、見ごろはまだまだこれからといった印象。
キクなどの花々と、紅葉のコラボもとても素敵ですよ!
住所 | 東京都墨田区東向島三丁目 Googleマップ |
TEL | 03-3611-8705 |
営業時間 | 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで) |
定休日 | 年末・年始(12月29日~翌年1月3日まで) |
入園料 | 一般 150円 65歳以上 70円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料) |
13:35 | C:秋葉神社で火防けの神様に祈りつつ紅葉を愛でる
1290年頃創建。もとは稲荷神社だったが、1702年に秋葉権現を合祀し、「火防けの神様」として江戸中で大人気となった。なかでも大奥からの信仰が篤く、当時から秋の紅葉がとても美しかったこともあり、物見遊山を兼ねた女中の参拝が盛んだった。現代でも、鎮火・産業・縁結びのご利益があるとして、今もなお参拝客が絶えない。
11月中旬時点では、サクラの紅葉が今は見ごろ。サクラが散ったあと、社殿横のイチョウ→モミジへと紅葉のタイミングが移っていく。イチョウはもうそろそろ見頃。
浮世絵の左下、池で絵を描いている人物が広重ご本人だそうですよ。
住所 | 東京都墨田区向島4丁目9−13 Googleマップ |
TEL | 03-3622-5502 |
13:55 | D:三囲神社でライオン像を拝みつつ紅葉を愛でる
「みめぐりじんじゃ」と読む。もとは、田中稲荷というお稲荷様。1352年頃、社殿を改築した際、土の中から白狐にまたがる白翁の像を発見。その像の周りに表れた白狐が「三度回って」消えたという縁起から「三囲」の名がつけられたそう。
その後、三囲神社の「囲」の文字には三井の「井」が入っていることから「三井を守る」と考えられ、三井家の守護神として長く崇拝されている。境内には、狛犬・お狐様と並び珍しい「ライオン像」がある。これは、旧三越池袋店に店頭にあった青銅製のライオン像を、店が閉店する際にこの縁により三囲神社が引き取ったもの。柱が三本ある三柱鳥居もそうだし、とにかく三井家にゆかりが深い神社。
11月中旬時点では、イチョウが見ごろ間近。境内に何本も立派なイチョウがあるのが特徴。
この神社は稲荷神社なのでお狐様もいる。このあたりの職人さんは、目じりの下がった温厚な表情を「三囲のコンコンさんみてえだ」と表現するそう。かわいいお狐様の表情、必見ですよ。
住所 | 東京都墨田区向島2丁目5−17 Googleマップ |
TEL | 03-36222672 |
14:15 | E:牛嶋神社でライトアップを期待しつつ紅葉を愛でる
歴史は古く860年、須佐之男命をこの地の守護神として創祀したと伝えられる、本所の鎮守様。明治より前は「牛御前社」と呼ばれており、三囲神社の浮世絵にもその名が記されている。
また、社殿内には、北斎による晩年期最大級の肉筆画「須佐之男命厄神(すさのおのみことやくじん)退治之図」が飾られていたが、関東大震災により現物は焼失してしまった。現在、色彩の推定復元が行われ、すみだ北斎美術館に展示されているので、機会があれば見学しにいこう。ちなみに、すみだ北斎美術館についての記事はこちら↓
11月中旬時点では、イチョウが見ごろ。2023年2月15日まで、境内をライトアップ実施中(16:00~22:00)。暖かくしてお出かけくださいね。
住所 | 東京都墨田区向島1丁目4−5 Googleマップ |
TEL | 03-3622-0973 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
14:30 | F:隅田公園で子どもたちとサクラの紅葉を愛でる
関東大震災により壊滅的な被害を受けた東京の復興事業の一環として、計画・整備された公園。ただ、それ以前より、公園内および隅田川両岸には、約1キロに渡り、江戸八代将軍吉宗のはからいで約700本の桜が植えられ、江戸時代から町民の花見の場所となっていた。
現代でも、日本さくら名所100選にも選定され、春には毎年さくらまつりが開催されています。
2022年11月時点では、サクラの紅葉は見ごろを迎えています。
住所 | 東京都台東区花川戸1丁目 Googleマップ |
14:55 | G:待乳山聖天に「ミニ登山」して紅葉を愛でる
「まつちやましょうでん」正式には本龍院といい、浅草寺の支院のひとつ。創始は大変古く、600年頃、干ばつのため人びとが苦しみあえいでいたときに、十一面観音の化身である大聖歓喜天が姿を現して人びとを救済し、聖天さまとして祀られたとされる。広い江戸の平野にある小高い丘であることから、古くから名所として多くの浮世絵にも描かれている。
境内各所には大根と巾着の印が見られる。大根は身体健全・夫婦和合、巾着は商売繁盛の功徳を表わしたものとされる。特に大根は、心身を清浄にするために聖天さまにお供えするものとされている。
2022年11月時点のイチョウは、緑が若干混ざっており、見頃はもう少し先の様子。
東京で一番低い山(標高10m!)の上にあります。境内裏の駐車場からは、スロープカーが整備されているのでラクラク登山ができますよ!
住所 | 東京都台東区浅草7-4-1 Googleマップ |
電話番号 | 03-3874-2030 |
営業時間 | 9:00~16:00 |
14:13 | H:山谷堀公園でサクラの紅葉と今戸焼のオブジェを愛でる
現在は緑道になっているが、昭和51年までは山谷堀が隅田川に注いでいた。江戸時代には、堀の入口から上流付近にある吉原へ猪牙船で通うことが「粋」であり、そのようすは浮世絵にも多く描かれている。吉原遊郭が廃止され、山谷堀が埋め立てられた後の公園内には、台東区有形民族文化財の型を基に復元された今戸焼のオブジェが並んでいる。招き猫・福助・踊り雀・鉄砲狐など、かわいらしい姿になごむ。お気に入りのオブジェを探してみては?
堀の両岸のサクラは素晴らしく、春の花見シーズンはもちろん、秋の紅葉の季節も素敵な景色を見せてくれる。11月中旬時点では、サクラの紅葉は見ごろを迎えている。
個人的には招き猫のオブジェがとても好きです。
住所 | 東京都台東区東浅草1-4-9 Googleマップ |
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