コース概要
三越前からスタートして、東京駅周辺の日本近代建築の重要文化財をめぐるコース。途中、大盛り天丼の名店や、オフィス街の癒しゾーンなど、写真映えスポットにも足を運びます。レトロな写真を撮りたい方にはたまらない街、東京駅周辺エリアを是非歩いてみてください。
【所要時間:約3.5時間】
【お勧めの曜日:いつでもOK!】
- 10:25三越前駅から出発
(移動:徒歩5分)
- 10:30
(移動:徒歩5分)
- 10:45
(移動:徒歩7分)
- 12:30
(移動:徒歩5分)
- 12:40
(移動:徒歩3分)
- 13:00
(移動:徒歩10分)
- 13:10
(移動:徒歩3分)
- 13:25
(移動:徒歩16分)
- 13:50
(移動:徒歩5分)
- 14:00霞が関駅へ到着
今日も一日お疲れ様でした。
コース詳細
10:30 | ビルの谷間のパワースポット 福徳神社(芽吹稲荷)へ参拝
地下鉄の三越前駅から地上に出ると、銀座三越・コレド室町など「銀座に来た!」という感じの堂々としたビルが立ち並ぶ。それら大きなビルに囲まれて、緑と風鈴の音が涼しげな印象の神社が鎮座している。古くは清和天皇(859年頃)からこの地に鎮座していると伝わる福徳神社は、徳川家康公も数度にわたって参詣した記録もあるという由緒正しい神社。建物の高さでは負けるが、歴史でいうと周りの大きなビル群よりはるかに「大大大先輩」ということになる。
御朱印を頂こうと社務所に伺うと「休憩時間にご祈願を!ランチタイムdeオハライ」のチラシが配られていた。大先輩なのにチャレンジ精神あふれる神社。
住所 | 東京都中央区日本橋室町2-4-14 Googleマップ |
TEL | 03-3276-3550 |
営業時間 | 9:00~17:00 (御朱印受付10:00~15:00) |
定休日 | なし |
10:45 | 日本橋 天丼 金子半之助 本店 で絶品天丼を食す
今回は「日本近代建築」のさんぽということで、ランチも和食にしないとね!と訪問。店名にある「金子半之助」は浅草生まれの和食界の重鎮であった方。その金子半之助が残した秘伝の丼たれを使い、それはそれは大盛で豪快な天丼を作った、というのがこのお店のウリ。
平日の開店は11時。「開店前から並ばないと1時間は入れない」とのクチコミを予習していたため10時45分に来店したが、すでに20人以上の行列でびっくり。3回転目でようやく入店。メニューは「江戸前天丼」のみ。自信の高さが伺える。天丼は評判に違わず大盛!サクサクの天ぷらに少々甘い天つゆがかかっており、意外とペロリと頂けてしまった。ご飯を小盛でお願いして丁度良かった。
住所 | 東京都中央区日本橋室町1丁目11−15 Googleマップ |
TEL | 03-3243-0707 |
営業時間 | 平日11時~22時 土日10時~21時 |
定休日 | なし |
12:30 | 本日の近代建築 重文①日本銀行本館
1896(明治29)年、当時の建築学界の第一人者であった辰野金吾による設計。ベルギーやイングランドの銀行を模範に設計したと言われている。1974(昭和49)年に国の重要文化財に指定。
日本橋一帯のビル群とは明らかに違う、重厚な柱が全面にそびえたっている建築物に圧倒される。日本国旗が掲揚されているし、警備されている方の人数も違う。「銀行の銀行」ってこんな感じなんだなあ、という雰囲気。
住所 | 東京都中央区日本橋本石町2丁目1−1 Googleマップ |
TEL | 03-3279-1111 |
営業時間 | 平日9時~15時(銀行業務) 見学の場合は要確認 |
12:40 | 本日の近代建築 重文②東京駅
ニュースでもおなじみ東京駅。1914(大正3)年、日本銀行本館と同じ、辰野金吾設計による鉄骨煉瓦造の建物。東京大空襲により被災し、2012年まで、そのままの姿で使われ続けたという歴史がある。2012年に保存・復原工事が完了。最新のビルの様式ではなく、あえて初期建築時の外観を忠実に再現した。2003年に国の重要文化財に指定。
外観と同じくらい有名なのが、駅舎内ドーム。駅舎の改札の手前で、その見事な内装を口をあんぐり開けて見上げている人をよく見かけるスポット。ドーム内に干支がいることは事前に予習済みであったが、いざ見上げて天井が八角形ということに気づく。さて、4匹はどこに?
住所 | 東京都千代田区丸の内1丁目 Googleマップ |
13:00 | ビルの谷間のほっとできるスポット 丸の内仲通り
丸の内の高層ビルの谷間、東京駅前の行幸通りから、日比谷駅近くの晴海通りまで続く、丸の内のメインストリート。日中は車両通行止めにして、訪れた人がゆっくりくつろげる場所として開放されている。
アート作品を写真に収める人、天然芝が広がるスペースでシートをひいてランチしている家族連れ、誰でも弾けるピアノでこどもが楽しく遊んでいたりと、訪れた人が思い思いの時間を過ごしていた。
住所 | 東京都千代田区丸の内2丁目3−2 Googleマップ |
13:10 | 明治生まれの元祖ビジネスビル 三菱一号館美術館
1894(明治27)年、英国人建築家ジョサイア・コンドルにより「三菱一号館」として設計。日本初の洋風事務所建築。この建物を皮切りに一帯に煉瓦造の建物が立ち並び「一丁倫敦」と称され、丸の内ビジネス街に繋がっていった。彼は、先ほど訪れた日本銀行本館・東京駅を設計した辰野金吾の師匠であった方。コンドル先生がいなかったら、日本銀行本館・東京駅のデザインが変わっていたかも。
1968(昭和43)年に解体されたが、2010年「三菱一号館美術館」として復元。復元プロジェクトでは「当時とできるだけ同じ材料・工法で可能な限り忠実に復元」にこだわり、わずかな保存部材・解体時の実測図、当時の設計図、写真等に基づいて復元していったとのこと。
外観は3階建ての赤レンガ造りの建物。赤いレンガがレトロな雰囲気を醸し出している。ふと上を見上げると、現代的なガラス張りの高層ビルと隣接。二つの建物に囲まれている部分は緑あふれる癒しスポットとなっていた。
住所 | 東京都千代田区丸の内2丁目6−2 Googleマップ |
TEL | 03-5777-8600 |
営業時間 | 10時~18時 |
定休日 | 月 |
13:25 | 本日の近代建築 重文③明治生命館
丸の内仲通りから「丸の内 MY PLAZA」へ入る。真新しい現代的なショッピングビルに入ったはずなのに、建物内で、グレーのコンクリ造りの別の建物が現れる。1934(昭和9)年、東京美術学校(現・東京芸術大学)教授の岡田信一郎が設計した古典主義様式のオフィスビル。東京大空襲や、戦後GHQによる接収(連合国軍最高司令官マッカーサー元帥が出席し演説)など、昭和を生き抜いてきた建物。1997年に国の重要文化財に指定。
ギリシャ神殿を思わせる沢山の太い柱に支えられ、どっしりと重厚なイメージの建築物。窓・街灯の装飾ひとつひとつが、高級感にあふれている。
住所 | 東京都千代田区丸の内2丁目1−1 Googleマップ |
TEL | 03-3283-9252 |
営業時間 | – |
定休日 | – |
13:50 | 本日の近代建築 重文④法務省旧本館 赤レンガ棟
緑あふれる皇居外苑を抜け、官公庁が立ち並ぶエリアへ。突如、赤いレンガ造りのどっしりとした建物が現れる。ドイツ人建築家ベックマンとエンデ両氏の設計により、1892(明治28)年「司法省」として竣工。関東大震災は乗り切ったものの、1945(昭和20)年、戦災のため、れんが壁を残し屋根や床などを焼失。その後の改修工事で創建当時の姿に復原。1994年に国の重要文化財に指定(外観のみ)。
写真ではちょっとわかりにくいが、屋根の四隅の装飾がなんとも手が込んでいて素敵。ドイツの貴族のお屋敷を彷彿とさせる外観に、まるでここが日本ではないような錯覚を思わせる。近代史を舞台にした映画やドラマのロケに使用されることも多いようだが、それも納得の雰囲気。
住所 | 東京都千代田区霞が関1丁目1 Googleマップ |
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