コース概要
上野公園周辺の重要文化財を見て回ります。主なターゲットは近代。国立西洋美術館本館、
旧東京科学博物館本館、旧東京帝室博物館本館、表慶館、旧東京音楽学校奏楽堂と博物館の建物巡り。さらに時代を遡り、鎌倉時代の旧十輪院宝蔵、江戸時代の旧因州池田屋敷表門も見ます。是非歩いてみてください。
【所要時間:約3.5時間(博物館見学時間による)】
【お勧めの曜日:火・水・木・金・土・日】
【お勧めの時期:好きな展示会のタイミングで】
- 13:00A:上野駅から出発
(移動:徒歩3分)
- 13:05
(移動:徒歩1分)
- 13:10
(移動:徒歩5分)
- 14:00
(移動:徒歩3分)
- 14:10
(移動:徒歩0分)
- 14:40
(移動:徒歩5分)
- 14:50
(移動:徒歩5分)
- 15:00
(移動:徒歩5分)
- 15:20
(移動:徒歩15分)
- 16:20J:鶯谷駅へ到着
今日も一日お疲れ様でした。
コース詳細
13:05 | B:重文①国立西洋美術館本館(世界遺産)
1959年竣工、世界遺産及び、日本の重要文化財に指定されているモダニズムの名建築。ル・コルビュジエ設計の日本で唯一の建物。詳細の設計・施工監理は、前川國男をはじめとしたコルビュジエの弟子たちが主体となり行った。2020年から2022年にかけて、後世に改変されていた前庭を、彼の設計意図に合うように復原した。
美術館としては、唯一の国立の西洋美術を専門とした美術館である点が特徴。お馴染みロダンの考える人、モネの睡蓮などを所蔵している。
訪問時は閉館時期だったので中は見られませんでした。
この後、科博と国立博物館は中を見るので、体力的に外から見る方が良いかもです。
住所 | 〒110-0007 東京都台東区上野公園7−7 Googleマップ |
TEL | 050-5541-8600 |
営業時間 | 9時半~17時半 金・土:9時半~20時 |
定休日 | 月曜日 |
13:10 | C:重文②旧東京科学博物館本館
旧東京科学博物館本館、現在は国立科学博物館の日本館。1931(昭和6)年竣工で設計は文部技師の糟谷謙三。現存する最も古い本格的な博物館建築で2008年に重要文化財に指定された。左右対称の形をしており、上から見ると飛行機の形をしている話も有名。
現在では正面の入口は使われておらず、地下から出入りする。どうしても展示物が充実しているためそちらに目が行きがちだが、天井や窓の装飾も相当凝っており、建築好きや文化財好きにもお勧めの建物。
フーコーの振り子を見つけたら、上を見てみましょう。
住所 | 台東区上野公園7−20 Googleマップ |
TEL | 050-5541-8600 |
営業時間 | 9時~17時 |
定休日 | 月曜日 |
14:00 | D:重文③旧因州池田屋敷表門
32万石の大名、池田家の門で江戸末期の作。元々は丸の内にあり、そこから芝高輪に移築、さらに1954年に上野の国立博物館構内に移築された。銅板を用いた装飾が立派で、江戸当時最も格式が高い建築方式とされる。重要文化財に指定されたのが1951(昭和26)年と早いことからも、歴史的価値が高いことが伺える。
装飾がなかなか他では見られない高いレベルです。ゴツくて恰好いいです。
住所 | 台東区上野公園13−9 東京国立博物館 Googleマップ |
14:10 | E:重文④旧東京帝室博物館 本館
現、東京国立博物館の本館。鉄筋コンクリート造の建物の上に和風の屋根を載せた「帝冠様式」の代表的建物。1937年竣工。当時行われたコンペで一等当選した渡辺仁(あの銀座和光と同じ設計者)の案をもとに設計された。細かく見ると、渡辺案とは入口デザインと屋根の端の形状等が異なるがまぁ大体同じ。内部の見どころは2メートル近い正面の大時計や草花をモチーフとした装飾など。
致命的に外観がダサい建物だと思うのは私だけ?
「日本趣味ヲ基調トスル東洋式トスルコト」の結果がこれ?
まあまあ、落ち着いて。外観が気に召さない方でも内部も見どころたっぷりです。
住所 | 台東区上野公園13−9 Googleマップ |
TEL | 050-5541-8600 |
営業時間 | 9時半~17時 |
定休日 | 月曜日 |
14:40 | F:重文⑤表慶館
1908年に当時の皇太子(後の大正天皇)の成婚を祝すために建造された美術館。設計者は赤坂離宮と同じ片山東熊。1923年の関東大震災にも耐え(本館は倒壊)現在に至る。明治末期の洋風建築を代表する建物として1978年に重要文化財に指定。分かりやすい装飾と豪華絢爛さで「ネオ・バロック様式」と呼ばれる。
床が見どころと聞いて訪問したのですが、中には入れず。残念!
住所 | 台東区上野公園13−9 Googleマップ |
TEL | 050-5541-8600 |
営業時間 | 9時半~17時 |
定休日 | 月曜日 |
14:50 | G:重文⑥旧十輪院宝蔵
東京国立博物館の片隅にある、鎌倉時代前期(1185-1274)のお経を収めた校倉(あぜくら)。通常の博物館チケットを買えば見学可能。奈良・元興寺の別院、十輪院から明治15(1882)に上野へ移築された。移築されているのを気にしないとすれば、現存する都内最古の木造建築。なお、東京の国宝のうちの1つ、正福寺地蔵堂が1407年の建物なので、ダントツで古い建物と言える。
奈良基準では若手かもしれませんが、東京では最古の木造建築!
住所 | 台東区上野公園13−9 Googleマップ |
TEL | 050-5541-8600 |
営業時間 | 9時半~17時 |
定休日 | 月曜日 |
15:00 | H:重文⑦旧東京音楽学校奏楽堂
日本で最初の本格的な西洋式音楽ホール。1890(明治23)年竣工。元は芸大の前身である東京音楽学校用のホール。現在では台東区へ譲渡され、上野公園内で一般公開されている。現役バリバリに用いられてており、現在でも週に数回コンサートが催されている。
ホールの意匠的特徴は天井に渡された柱?とそれに吊るされたシャンデリア、照明。特段の金箔や派手な彫刻などは無いにも関わらず、どこか豪勢・優雅な気持ちにさせてくれる空間がそこにはある。
ここで音楽やったら絶対に1.5倍増しで上手く聞こえますよ。
住所 | 台東区上野公園8−43 Googleマップ |
TEL | 03-3824-1988 |
営業時間 | 9時半~16時半 |
定休日 | 月曜日 |
15:20 | I:古民家カフェ 桃林堂で一休み
1925年に大阪で創業した餡にこだわりを持った和菓子屋さん。と聞くと「東京進出?」と考える人も居そうだが、なんと1926年(!)に上野店を出店。お店は古民家リノベカフェ風で、店内では和菓子を販売するとともに、カフェスペースも用意されている。カフェではお抹茶と共にお菓子、おしるこを頂くことができる。
訪問時に頂いたのは、おしるこ(900円)。良く焼いたお餅が2個入っており、粒あんと絡めて食べると大変美味。酒飲みのなおごんず(夫)としては、塩気の効いた昆布とのコンビネーションが最高。
住所 | 台東区上野桜木1丁目5−7 Googleマップ |
TEL | 03-3828-9826 |
営業時間 | 9時半~17時 喫茶は10時~16時 |
定休日 | 月曜日 |
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